28日(金)、10時50分という中途半端な時刻に歯医者予約が入り込んでた。

ほんとは6月初旬の朝一番だったけど、初鰹優先で変更した結果がこれ。

おまけに雨は降り止まず、余程止してやろうかと思いはしたが気合で傘差した。

 

一番嫌なのはポケットの深さを目盛付きの針先でチクチク、それが終わると水を掛けながらウィ~ンと歯垢を削り落とし、最後はフッ素塗布して「はい2,800円」

三ヶ月に一度の難行を終えた。

 

歯の残存数は少なくないけど、どうやら奥歯が浮くような感覚あって堅いものが噛み潰せない。堅いナッツやスルメは勿論として、最近では野菜でさえ堅いの遠慮したくなってきた。今頃になって年寄りと同居してる折、こんなことに気付かなかったのを申し訳なく思ってしまう。

 

遅めのお昼を済ませ、佐伯一麦の単行本『山海記』を手にする。

暫く読み進めてると“違和感”、更に少し読んだところで気付いた、

「これって一度読んでるんじゃ?」 も少し読んで「やっぱり。2年ばかり前だ」

 

八木駅と新宮を結ぶ日本で一番長いローカルバスに乗って十津川村へ出掛け、各地で発生し続けてる地震や水害の歴史を辿る旅だ。

小説というより紀行文・旅物語という形式になっており、それはそれで退屈しない読み物だったと記憶する。

僅か2年前に読んでるのに、それを思い出すまでに50ページ程も読まねばならんとは嘆かわしい。

 

さて私もこのバスに2度乗ったことある。

一度は八木から新宮で、二度目は十津川だったが、仲間と一緒なので退屈した覚えはない。ただ二度目に走った折、十津川の本流だったか支流だったかは分からないが、凄く荒れてる部分あったのは記憶してる。

 

・・簡単に取り付けそうな本が無い。

仕方なく先日Hさんから回して頂いた、津島佑子の『ジャッカ・ドフニー海の記憶の物語ー』へ入れ替える。文字が小さい上に560頁の単行本はずしりと重く、当分掛かりそうな具合である。

 

今日は『テルマエ展』にまつわる特別講演会に出席予定だったのに、ちょっとした行き違いあってそれが不可能になってしまったから残念至極。

今更仕方ない、降水確率低いから山歩きとしよう。

コカモメヅルにするかオオカモメヅルにするか・・両者共にまだちょっと早いかな?