25日(火)は『虫の観察会』、空模様については自信持って出掛ける。
ただこの虫の観察会、私が経験してる限りで言えば極端に短いコースなので、せめて集合地点である菊水山登山口への50分は歩かねばならんと、星和台南バス停で下車した。
集合地点へ向かう途中にスーパーがあって、その壁に貼り付いてる蛾、
黄色い帯は定かじゃないが、ソトシロオビエダシャクが近いかな?
そう、これが分からなかった先日の虫、Hさんにお聞きしたら蚊の仲間に近いチョウバエだと。外来種とばかり思ってたが私の思い違いだった。
アカメガシワに虫たちが集まるらしいが、取り敢えず花に注目。
雄花にも花弁は無く、萼片だけが目に付いた。
集合地点へ着いたら、YさんとHさんが蛾を持ち込んでくれた。
ハグルマトモエ、なるほど眼状紋は巴になっとる。
エニシダ(マメ科)の黒い莢を千切って種子を観る。
ん? これってエライオソーム? 帰宅後調べるもそんな示唆は得られなかった。
ただ植物学上、エライオソームと種枕は区別しないともあるから、広義のエライオソームと言えるかも知れない。
アケビコノハの幼虫を見つけてくれた。
クロスカシバなる蛾の仲間だと教わる。
キイロクビナガハムシ・・キイロ(黄色)の由来は不明らしい。
艶々しており、よくよく見たら翅に小さな凹みがいっぱいだ。
アブラムシを食うテントウムシの子ども
セマダラコガネ
アオバハゴロモの幼体、成虫とは全く異なる姿だ。
同行者に聞いた、3裂した柱頭は分かるけど、何処で受粉が行われる?
雄花同様に花弁は無く、萼片だけが目立っておる。
ベニボタル 発光はしない
Gレンズしたら、クヌギカレハの幼虫とでた。
普通の毛虫と異なり扁平なカラダしておる。
石井ダム上部で同定が始まる。
イシミノ・・名前聞くさえ初めてだが、昆虫の祖先的な特徴もってるという。
大昔の箪笥の害虫シミに似てて、まだ翅は無いらしい。
これは何方でしょう? 極めて長い触覚に胸部・腹部の青緑、太ももが赤く力強そうな印象受ける。触覚が見えなかったので、アリかなと思ったが全然違ってた。
*虫の観察会代表のNさんと、虫の先生Hさんのご尽力によって、アリガタツユムシ
の幼虫であることが判明しました。
中国から渡来したもので、初めて見つかったのは滋賀県だったそうですが、まだ全
国的には分布域を広げていないツユムシだそうです。
ご存知の方、お教えください。
*アリガタツユムシと判明しました。それにしても虫たちの変幻には驚かされます。
シマサシガメ
アトジロアシナガゾウムシ
シマサシガメ
コフキゾウムシは緑青に似た粉を纏ってた。
いやいや、僅か4時間なのに出合った虫は50種程にもなろうか、
結構集中出来て楽しかったのけど、すぐ忘れるからかなわん・・・
今日は『野うさぎの会』、Nリーダーと一緒に元町から森林植物園を目指す。
楽しみなのはもちろんアジサイで、梅雨でこそ瑞々しい最盛期のブルーやホワイトが楽しみ。