9日(日)は降水確率高くて外出を諦め、読みかけてる内田康夫の『しまなみ幻想』を読み切ってしまうことにした。彼の小説読むのは始めてだけど、テレビドラマ等で“浅見光彦シーズ”などと呼ばれてたように、多くの作品がドラマ化されてるから、読み始めてすぐに推理小説だと気付いた。

 

ストーリーそのものにさしたる魅力は感じなかったが、しまなみ海道が建設されたことにより、今治はじめ瀬戸内の島々が如何なる影響を被ったかが理解できる。

更にしまなみ海道の中間地点に位置する大三島(愛媛県今治市)の式内社である大山祗神社に関する記述に興味もった。

 

この神社は全国にある大山積神の総本社であり、日本総鎮守とも称され、境内の宝物館には源氏・平氏が武運を祈って競うように武具を奉納したところから、国宝や国の重要文化財が山積みになってるそうだ。

小説によると、神宝には景行天皇が奉納したとされる『柊の八尋鉾』に応神天皇奉納と伝わる『重圏文鏡』・斉明天皇奉納の国宝『禽獣葡萄鏡』などもあるというから、これは一度訪ねたくなるではないか。

今思えばしまなみ海道、少なくとも車で4回は走ってるのに、車を降りたの生口島だけ、実に惜しいことしておる。

 

ペラペラと読み進めたから違えてるかも知れない。

「糖尿病なのでエビ・カニ・ウニ・トロが食べられない・・」というくだりがあったように思う。これってオカシイのでは? 糖質0だからいくら食べても差し障り無かろうに。彼等には“痛風の素”が盛りだくさんだから、私こそ食べてはいけないのだ。

 

さて次は2回目になる高橋 治の『風の盆恋歌』

恋愛小説はあまり読まない方だが、30年程も以前にTさんから薦められて読んだところ大いに気に入った作品、これ読んだことでいつの日にか越中八尾へと思い続けていた。確か一昨年だったかに訪れるチャンスあったのだが、「凄い人出で近付けもしないだろう」と教えられ、遂にその地を踏むこと叶わなくなった。

 

どんな小説にも愛や恋が登場するけど、それをメインに据えたのを恋愛小説と呼ぶ。『嵐が丘』や『ジェイン・エア』などがその代表作だろうし、近年のものならカズオ・イシグロの『日の名残り』もその範疇に入る。

私に言わせればこれも近年だが、日本の作品では平野啓一郎の『マチネの終わりに』と、この『風の盆恋歌』が恋愛小説の代表作ということになる。

ただし、この種の読み物には涙が浮かび上がっていけない。

 

さあこの腕時計、6年ばかり前に購入し愛用してきたが10分も進んでしまい、取説通り操作しても時刻合わせが出来ない。

私はいつも5分近く進めて使ってるけど、10分ともなれば話は別で使いづらい、壊れたのかな? 10年間の保証なのに、そんな保証書など見当たる訳も無く・・ 

カメラも時計もインプラントも、年齢考えたら迷ってしまう現実がある。

 

さて今日は、あまり気は進まないがカラダに負担掛けておく必要もありそう。

27℃予報なれど頑張ってみようかと思う反面、Y内科医の言葉も思い出す。

「沢山のお茶飲みながら、1時間半で10,000歩くらいが妥当だと思うけどね」