31日(金)、迷いに迷った挙句やっぱり武田尾に決めた。
神戸より少し北側の方が天気の回復は早そうと読み、電車乗り継いで10時前にJR武田尾駅到着。駅前には大阪シニア自然大学校関係者も集まっており、所属班のKさんに他班のKさんもそのメンバーである。
電車で移動中は雨だったけど、出立時点では傘も不要、一人とことこ親水公園東側の隔水亭目指すことにする。
キエダシャクかな? いずれにしろエダシャクの仲間には違いない。
小葉2個の葉が互生してるからナンテンハギ(マメ科)とする。
すぐ忘れるけどヒトツバハギ(トウダイグサ科)の葉っぱ。
ひとり親水公園から隔水亭方向へ登る。
静かだと言えばその通りだが、やはり寂しい感じも強い。
この観察路には沢山のテイショウソウ(キク科)の根生葉が貼り付いてるのに、過去2年間花を見掛けたこと無い、これは六甲山の魚屋道に頼ることとなる。
咲いてましたイナモリソウ(アカネ科)
僅か50m程度の部分だけど次々に見つかる。薄いピンクにフリルの入った花、何処ででも観ること出来ないだけあって嬉しい。
雨滴のせいだろう、花弁がガラス質みたいになってるのも面白い。
ガラス質と言えばサンカヨウだが、これはメギ科だから関係無いか。
一旦谷へ下る。
雨で滑り易い状態で単独だから、いつもより丁寧な足運び。
タツナミソウ(シソ科)の仲間、シソバタツナミかな?
この日の最高地点到着、お茶を飲む。
ふむ、イナモリソウが咲いてるってことは、過去の経験からすればイチヤクソウ(ツツジ科)も咲いてるはずだと気付く。
予測通り咲いてたイチヤクソウだが、
22日(水)に訪ねた折よりずっと少なく、特に観察路沿いのが殆ど無い。
疑うのは嫌だけど、不届きな人がいるんだろうか。
ヤブレガサ(キク科)?
時計の反対回りして親水公園へ降り立つ。
武田尾駅へ引き返して有馬温泉に浸かってやろうと準備はしてきたが、空の具合が良さそうだから南へ歩くことに決める。
増水してる武庫川の流れ。
何故なのか自分でも分からないが、小さい時分から水を大切に思う性分なので、この水が海へ流れ込んでしまうのをモッタイナク感じてしまう。
また恥ずかしいことを書かねばならない。
今までの長い間、これをナワシロイチゴ(バラ科)の未熟な実だと思い込んでた。
今回初めてルーペしたら、これって開いてない花弁ではないか。。
そして雄しべ・雌しべを裸出してるのもルーペして初めて知る。
・・ナワシロイチゴの花弁は素直に開かないんだろうか。いや、そうじゃなく、蕊は閉じたままの花弁の隙間から突き出てる、そんなふうにも見える。
ホシミスジ
この仲間のチョウも翅の裏側こそ見ものである。
西宮名塩駅が近づいた。紫が魅力のセンダン(センダン科)。
JRに乗って三田駅、神鉄に乗り替え有馬口で下車したところ、予報に反して午後から雨脚が強くなったからいけない、折角準備してきたのに有馬温泉を諦め、慌ててその電車に駆け込んだ。