25日(土)、Tさんの代行引き受けGH当番。

朝方の気温は18℃で夏日となる予報だったから、750mの山上でも20℃くらいにはなるだろうと、山シャツ1枚の姿でケーブル利用、六甲山記念碑台へ向かった。

ガイドハウス裏側に吊り下げてある温度計は10時で15℃と少々寒い。

 

午前のビジターさんは無し。

でも午後には訪問者あるかもとAコース下見に出掛けることにする。

本来なら駐在者は3名なんだけど、どうやらFさんが失念されてる? なので相棒Tさんに留守番押し付ける形になってしまう。

 

ツルウメモドキ(ニシキギ科)が小さく目立たない花を咲かせてる。

雌雄異株、花柱が突き出してるように見えるから雌花だろう。

 

もし午後にビジターさんが来られたら、せめてウスギヨウラク(ツツジ科)くらいは咲き残ってて欲しいと思ってたところ、最終盤ながら数個の花が残ってた。

 

おお、ここにササバギンラン(ラン科)が咲くなんて知らなかった。

今がjustの見頃とあって嬉しい。この花に出合ったのは何年振りになるかな。

 

残念と言うかホッとしたと言うか複雑な気持ちだが、午後もビジターさんは無し。

風は強く気温は朝より1度低下して14℃、やはりもう1枚着てくるべきだったと後悔するも遅過ぎる。

 

この日に犯した恥ずかしい失敗がある。

午前、草刈り鎌を手にした女性が刈り取った草を持ち込まれ、「庭に蔓延ってるんだが刈り取ってしまっていいのかどうか。珍しいものなら残しておきたいので」

う~ん、分からない。茎に稜があるのかゴツゴツしてるし、葉の柔らかさはシソ科に通じるような気もする。

そこでハンドブックのページ繰るも分からないので、「済みません、お役に立てず」

 

ところがどうだ、Aコース歩いてたら沢山のボタンヅル(キンポウゲ科)が低木に絡み付いておるではないか。葉っぱは間違い無くあの女性が持ち込まれたものと気付いたから恥ずかしい。

Tさんによれば「あの女性は自分と同じ班で新しく入った人」・・・

 

ちょっと早めにGHを出て油こぶし道を下る。

少なくとも3~4年前までなら、GHから油こぶし経由ケーブル下駅まで1時間で下り終えてたのに、最近では1時間半も要しておる。

そこでこの日は自分なりにかなり気合入れて歩いた結果、何とか1時間15分。

 

ボタンヅルの恥ずかしさ忘れるため、餃子を冷酒で戴く。

美味かった。

 

今日は奈良の『滝坂道』を歩く。

20年くらいも前、まだ花になど何の関心も無かった頃に一人で歩いたコースで、その懐かしさも手伝って参加を決めたのだ。