23日(木)、ほんとは神大病院診察日だったけど、10時半という中途半端な予約しか出来なかったのをキリとしてすっぽかし、丹生山地を歩くことに決めた。

これで長い間お世話になった神大病院とも縁が切れ、先月には中央市民病院からも縁を切られたので、これは喜ぶべきなのかどうか一抹の不安・・

この前Tさんから、「年取ると『一病息災』を肝に命じ」と言われたばかりである。

 

9時半に神鉄大池駅をスタートし、取り敢えずは天下辻まで登ることになる。

ここにもコアジサイ(アジサイ科)は多く、誠に良き香りが流れ出てる。

 

今回の目的はカキノハグサ(ヒメハギ科)の咲き具合偵察、1週間後の下見だ。

まだ蕾のが大部分だけど、

 

中には開花し始めたのも見つかったから、何とか新鮮な花観ること出来そうだ。

 

去年のこの地のオオバノトンボソウ(ラン科)は悲惨だった。

このコースには沢山の株があるに拘わらず、花茎が伸び始めると虫が付き、黒っぽく変色して全滅状態だったが、どうやら今年は大丈夫そうに見える。

 

ヒメジャノメ

 

ジャノメは蛇の目、敵がこの目に恐れをなすというが、それってホントかな?

どうもその他に進化の“なりゆき”があるんじゃないかとヒソカに思ってる。

 

丹生山地では少ないと思ってたヤマウグイスカグラ(スイカズラ科)、赤い果実が見つかった。私にしては珍しく食べずにおいた。

 

今年初めて目を合せること出来た二ホンカナヘビ君、つぶらな瞳とはこれをいう。

カナヘビはトカゲの仲間だとはいえ、前者はカナヘビ科であるに対し後者はトカゲ科だから、可愛さは全く違ってて、同じようなものとして扱われるのは不当だ。

因みにシマヘビ・アオダイショウ・ヤマカガシはナミヘビ科であり、マムシはクサリヘビ科に属すという。

 

前日の武庫川河畔に続き、ここ丹生山地でもイバラが高い所まで這い上がってる。

 

目いっぱいズームしてPCに落としたところ、これは武庫川のノイバラじゃなくって花の大きなヤマイバラ(バラ科)だと分かった。

地質の違いなのか六甲山地ではあまり見掛けず、時としてここ丹生山地で出合う。

 

ハナニガナ(キク科)

 

ヤマトキソウ(ラン科) 果たして1週間後に咲くかな?

もっとも、咲いたところで平開しないから地味なもんだけど。

 

ササユリ(ユリ科)が1株のみ見つかった。

道路脇とあって危険がいっぱい。

 

ミズギボウシ(キジカクシ科)は盛夏の時分に涼し気な青い花をつける。

 

ヒメウラナミジャノメも翅の裏側の見栄えがよろしい。

 

ユキノシタ(ユキノシタ科)

ごく普通に見掛ける花だが、小さな3つの花弁に散らした赤い斑点と、雪の舌みたいに純白の2枚舌は魅力たっぷり。

所要3.5H

 

今日は『虫の観察会』で鵯越から烏原方面を歩くことになってる。

私にとって面白い知識が得られたら嬉しい。