22日(水)、眼は節穴であると自認する3人で武庫川流域を歩いた。

ちょっと早く集合地点に着いた私なもので、ウツギ(アジサイ科)の花にルーペ当てながら待つことにする。

ウツギは5数性の花らしく、花弁5個に雄しべは10個ほどあり、雌しべは柱頭が3~5裂してるものが多い。

 

それはよしとして、雄しべの形状が面白い。

翼状に広がった花糸の上に葯が突き出してて奴さんに見える。

 

今回もアゲハモドキが見つかった。

ジャコウアゲハかなとも思ったが近付けば触覚は櫛状、これも擬態とされる。

 

同行者が綺麗な甲虫を見つけてくれた。

ハムシの仲間なんかな?我が辞書に記載は無いってか、探す気力に欠ける。

 

クチベニマイマイかなと思ったが、どうやら違うみたい。

 

シライトソウ(シュロソウ科)

細い花弁の基部に短い雄しべがあり、その下に青っぽく見える雌しべ。

 

ヤガの仲間だろう、カクモンキシタバ?

 

ノイバラ(バラ科)の葉の縁に形成されてるバラハタマフシ。

 

おお、ちょっと小さ目だけどアケビコノハの終齢幼虫が見つかった。

彼がつかまってるのはアケビじゃないんだけど・・

 

節穴眼を自認する我々なもんで意見は分かれる。

そこでグーグルレンズしたら、恥ずかしながらニガキ(ニガキ科)と出たではないか、一同「そう、これはニガキである!」 実はこんなのも楽しい。                                     

 

クジャクシダ

 

思ってた通りイナモリソウ(アカネ科)は2週間ばかりも先になりそう。

 

前回『奥池観察会』に続いて見つかったオオトモエ。

 

タニギキョウはキキョウ科の極小版。

 

うむ・・亦楽山荘付近にイチヤクソウ(ツツジ科)は多いから、まあ1株くらいは咲いてると期待してたのに1週間ばかり先を思わせて残念。

こうしてみると、いつも私は早目早目に出掛ける傾向があるなと気付かざるを得ない。

 

これは何? 地面にいっぱい散らばってる。

イチョウ(イチョウ科)ではないかと言われても、私は秋に落ちてきたものしか知らないので。。。懸命にネットで探したら、これはイチョウの花みたい。

 

少しお昼を過ぎたけど、川の流れある場所でランチタイム。

ワラビとフキを一緒に炊き上げた弁当に舌鼓打ちながらアルコール頂く贅沢。

 

立ち上がって駅へ向かう。

ずっと向こうの山肌、高木に絡み付くように咲いてる白い花は何なん?

精一杯レンズ伸ばしても分からない。

 

暫くして問題は解決した、ノイバラ(バラ科)であった。

そうか、ノイバラって随分高くまで這い上がるんだと、改めて認識した。

 

完璧にアタマから外れてたから分かるはずもない。

こんなところはやっぱり文殊の知恵っていうのかグーグルの知恵っていうのか、

ヒトツバハギ(コミカンソウ科)じゃないかとなった。

 

葉の基部が耳形に張り出してるからコイケマ(キョウチクトウ科)、去年しっかり覚えたと思ってたのに忘却の彼方だから悔しい。

 

これ1枚しか撮れなかったので何とも言い難いが、ひょとしてシルビアシジミ?