15日(水)は所属班の観察会、Nさんが案内者となり奥池からゴロゴロ岳周辺を歩いた。幸か不幸か晴れ予報だったのに終日曇り、後半は霧雨状態になったから涼しくて大助かりだった私である。
先ずはキンラン(ラン科)、ここでは毎年見ること叶うが今回は終盤とあって色はあせ気味、ただし距はしっかり見えておる。
Sさんのシャツにやって来た毛虫、綺麗な姿だから名前掴めると思ったのに、私のハンドブックでは無理だった。
コナスビはサクラソウ科、雄しべが行儀良く花弁の中央に位置してる。
いやいや一面コウゾリナ(キク科)が優占しており、ザラザラした茎の感触を確かめる。昔の剃刀は確かにこんな感触だった。
晴れ予報だったのに雲は厚く、時折小さな雨粒さえ感じるが傘までではない。
大きな蛾が見つかったが枝被り。引き寄せようとしたら飛び立ち・・
ところが幸いにも近くの幹にとまってくれる。
帰宅後知らべたところオオトモエなる大型種らしいと判明。
ヤガの仲間とは言え一般的なヤガとは少々体形を異にしておる。
ナンキンナナカマド(バラ科)の花。
南京は地名ではなく小さいという意味で、ナンキンナナカマドは日本固有種らしい。
昭和年代の前半に南京虫(シラミ)という吸血虫がいたが、その南京も小さいという意味だったのかも知れぬ。う~ん、南京錠というのもあった(古っ!)
オンツツジ(ツツジ科)のオンは雄という意味で、メンツツジというのがあると言う。大きくて立派な花と色だから、てっきり御躑躅だと思ってた。
参加者12名(内1名は他班からの参加)、のらりくらりと誠に熱心。
ヒトツボクロ(ラン科)の花は暫く先の話。
クリメコブズイフシはクリタマバチがつくった虫こぶで、
ナラメリンゴフシはナラメリンゴタマバチがつくった虫こぶ。
ゴロゴロ岳。ここのキンランは比較的新鮮だったが殆ど距は目立たない。
距ってそんなものなんかな?という疑問が残った。
14時、帰途のバス停到着。有難いことにバスは10分待ちで済む。
そのバス停近くでオオバヤドリギ科のマツグミが観察できる。
果実はまだ青いのに、すぐに潰れてベターッと粘り着くものも混じってた。
寄生されたマツ、枝の先は枯れてしまってる。
連絡によれば、運休してた摩耶ケーブルが運行再開したとか、よって今日は予定通りM小学校のGSで摩耶山掬星台へ向かう。ただし全国的に強風注意なる予報だからロープウェーが動くかどうか、M小学校も頭悩ますところだろう。
この歳になっても緊張するGS、正直なところ楽しめなくなってきたな・・