14日(日)朝、少しばかり前日の疲れ(反省会&歓迎会)残ってるけど、晴天だから燻ってる訳にはいかない。酔っぱらった頭で前夜に残したメモは「フデリンドウ&イチリンソウ」である。

9時過ぎに神鉄大池駅を出発して取り敢えずは天下辻を目指す。

ショウジョウバカマ(シュロソウ科)

 

ヒメスミレ(スミレ科)かなと思いながら写す。

 

今年初めての天下辻へ登り着く。

冬の間は目立った植物無いのか、或いは知らないのかどっちだろう。

 

ボールペンなどすぐ消えるので、これで4回目となるアマガツジ。

 

リョウブ(リョウブ科)は奈良時代の救荒植物だったらしく、庶民は粟・稗さえ手に入り難く、この葉っぱを混ぜて空腹感を抑えたという。

つい先日Hさんから、この葉っぱを炊き込んだ“おむすび”頂いたのだが、リョウブで嵩増やそうなんて思えば凄い量が必要になると実感させられた。

 

U池、ひと目20匹のカメが泳いでおり、甲羅干しする場所の奪い合い。

 

ミツバツチグリ(バラ科)なんかな、覚えてもすぐ忘れるから嫌になる。

 

ついでだからK池も下見しておく。

ふむ、3週間ばかり前に草刈りが入ったみたいなので、タイミングとしては申し分無いような気がして引き上げる。

 

変わった啼き声してた、何方?

 

兵カン道を下る。 コチョウショウジョウバカマ(シュロソウ科)。

 

多分キシダマムシグサ(サトイモ科)

 

ピント外れだけど付属体は赤紫色の棍棒状。

 

仏炎苞も赤紫。 この形で雄株か雌株が分るそうだけど私には無理。

 

今年も探し回ったヤマルリソウ(ムラサキ科)、やっと見つけたけど終盤。

 

この日一番の目標にしてたフデリンドウ(リンドウ科)が見つかった!

去年・一昨年より限定された場所にしか咲いちゃいない、今後が多いに心配される。

 

いやいや、なんて申しましょうか魅力的な青ではないか。

 

 

ヒトリシズカ(センリョウ科)は実になっておった。

 

ウワミズザクラ(バラ科)がブラシ状の花穂を立ち上げつつある。

 

道端のスミレ(スミレ科)

 

葉柄に翼があるからスミレでOKだろう。

 

まだまだ日は高いと、谷上駅から三田駅、乗り替えてJR道場。

この時期、いやにピカピカ光る葉っぱはコクサギ(ミカン科)に違い無し。

1cmに満たない小さな黄緑色の花、この時期の葉を揉めば独特な臭いが経験出来る。

もう10数年前、Y師匠に連れられてアイスロード?を下った折、初めて教えて貰った独特な香りを忘れない。

 

木本で、こんなに花咲かせる種類は多くないだろう。

 

サトイモ科の花が現れる。

 

仏炎苞を捲ってみたら燐寸の軸、あちこちで見掛けるムロウテンナンショウだろ。

 

山肌を伝う・・咲いててくれた! イチリンソウ(キンポウゲ科)!

わざわざ電車乗り換えやって来た甲斐あったもんだと大いに感激。

 

5~6日後に来る機会あったけど、その頃には終盤迎えてる?

やっぱり正解だったイチリンソウである。

 

このイチリンソウを目指す途中で行き違った老夫婦あり。リュックや手押し車に何やらいっぱい植物が見えるではないか、明らかに掘り取ってるのだ。

ただ私の目に入ったのはテンナンショウの仲間だけで、その余のものはポリ袋とか布製鞄の中・・

 

その老夫婦、JRホームの向かい側で再発見、宝塚・大阪方面へ向かうみたい。

もしもの話であるが、イチリンソウなんかが目に留まったら・・

 

これも含め、丹生山縦走路をモーターバイクで駆け抜けた6人と行き会いもしたから、2勝2敗という微妙な心持ちでこの日のハイクを終えた。

 

さて困った。

谷上駅で“神鉄シーパスワン”買おうとしたら、「3月31日で販売終了しました。次は5月30日の発売になります」 4月中は売ってると思ってたのに。

これあるのと無いでは交通費大きく異なってくる・・・