5日(金)は朝一番で大学病院皮膚科。

予約時刻より30分以上前に診察券通したから2番目に呼ばれる。「お蔭さまで痒い部分消えました」と申告したらセンセ、「長い間苦しみましたよね、ではこれで一応完治したことにしましょうか」

 

痒い痒い病は完治でOKだけど、ちょっと気になる部分について今一度確かめておくことにした、額の小さなイボである。前回センセに「これって・・」と尋ねたところ、「皮膚の老化で男性に多いです。若い時分から紫外線対策しない時代でしたからね」

だったが、今回はルーペ使ったり、若い医師(医学生かな?)も覗き込んだ結果、「皮膚癌かも。取り敢えず今回は液体窒素で焼いてみましょう」となって処置室で液体窒素押し付けて貰う。

 

2週間毎に3回焼いてから診察受けることになる。

本気で皮膚癌を疑うなら、すぐに組織検査するはずなのにと思いつつも、“いや、センセには貸があるから、ここはお任せしよう”ということにした。

 

急いで地下鉄駅へ向かい電車に乗る。

しつこいようだが、目指すのはヤマルリソウ(ムラサキ科)の群落とヒトリシズカ(センリョウ科)だ。

兵カン道へ入り、先ず気付いたのはシロバナナガバノタチツボスミレ(スミレ科)で、葉脈に赤紫の筋が見える有茎種である。

 

ふむ、ここのヒトリシズカも咲き始めたが、何故か姿勢が悪いのである。

 

多分これはナガバノタチツボスミレ、茎と櫛状の托葉だけは確かめておいた。

 

ミヤマキケマン(ケシ科)

 

ヒメウズ(キンポウゲ科)

 

キブシ(キブシ科) 

3年ばかり前、何かを知りたくてこの花を覗き回ったのだけど、何を確かめたかったのかさえ忘れてしまった。雌雄異株だから、雄花と雌花のようすだったかな?

 

 

五葉谷橋から引き返して谷上駅へ戻る。

ここから森林植物園越えで市ヶ原を目指すのがこの日の主目的。

山肌にはタムシバ(モクレン科)やヤマザクラ(バラ科)の花が千切絵みたいに貼り付いてて楽しい。

 

満開のソメイヨシノの下を、20人ばかりの幼稚園児が通り抜けてった。

 

山田道入口のタムシバ(モクレン科)

 

う~ん、ムカつく。

4本の花茎が立ち上がろうとしてたのに1本しか残っておらず、明らかに摘み取った痕が残っておる。一体全体どういう了見で折り取ってゆく?

 

キセキレイが川に沈んでる葉っぱ持ち上げた。

この時期の小鳥たち、タンパク源になる動物を探してるに違いない。

 

 

 

これはタチツボスミレかな?有茎である。

 

森林植物園へ入る。

ここのサクラ、例年より少し早いように思える満開状態。

 

好きなヒカゲツツジ(ツツジ科)

この花を観れば間違いなく思い出す女優さんあり、秋吉久美子だ。

 

ハナノキ(ムクロジ科)も満開だが花は高所にあってどうしようもない。

 

そこで地面に落ちたのを撮る。

日本の固有種であり、木曽川上流の山地に自生してるらしい。

 

洞川湖とタムシバ

修法ヶ原を通り抜けて市ヶ原を目指さねばならない。

 

今春3回目の訪問とあってドキドキしながら近づく。

おお、JUST見頃のヒトリシズカではないか!

 

 

これはちょっと葉が開き過ぎてるかな?

 

 

 

通い続けた甲斐あって、今年も素敵な状態に出合えてホッとする。

それにしても兵カン道のヤマルリソウは一体全体・・去年はあんだけの群落だったのに。

 

布引の滝、観光客の大部分は外国からの訪問者。

いささか騒々しいけど、インバウンドは重要なんです。

 

新神戸駅の南側、生田川沿いの桜並木も満開である。

更に西へ歩いた。6H 32,000歩

 

さて今日は定例観察会本番を1週間後に控えての最終下見になる。

本来「遊び」が目的なのに遊べない・・でも、年に一度や二度くらいは遊べない・緊張する機会あっても良いのかなと思ったり。