23日(土)は予報通り終日の雨になったから、こちらも計画通り文庫本とDVDで過ごすことになった。

先ずは読みかけの『ポーカー・フェース』、沢木耕太郎のエッセー集である。

何度も書いてきたけれど、私はノンフィクションものが一番好きとあり、彼の名の知れた小説は殆ど読んできた。もう随分な昔、沢木耕太郎という作家を知る切っ掛けになった作品は、社会党の浅沼稲次郎委員長を刺殺した山口二矢を描いた『テロルの決算』で、以降「危機の宰相」「一瞬の夏」「深夜特急」「壇」「無名」「凍」「血の味」「流星ひとつ」「キャパの十字架」「オリンピア~ナチスの森で」「王の闇」「波の音が消えるまで」などなど、いずれも一気読みしたものばかりだ。

 

彼にはエッセー集もあり、「チェーン・スモーキング」や「バーボン・ストリート」などあるが、今回読んだ「ポーカー・フェース」が一番の出来だと思うほど面白く楽しい。血に染まったのは“マリー”か“メアリー”か、面白い!

そしてこの3冊の題名、こんな部分にも作家の拘りが窺えるではないか。

 

ネットで彼の作品一覧に目通ししたところ、まだ読んでいないものあること知ったから、これは一度纏めて書店へ注文出そうと思ってる。

「天路の旅人」であり「馬は走る」など。

 

何日振りかで大相撲大阪場所十四日目。

元大関の朝山が勝ったのはそれで良かったけれど、新入幕で優勝候補の筆頭だった尊富士の右足が心配。将来ある力士だけに大事をとって休場すれば宜しい。

 

相撲の後はDVDで『エール!』 2015年公開のフランス映画。

田舎の町で農業・酪農営む一家は、長女を除いて父母も弟も聴覚障碍者とあり、家庭内でのコミュニケーションは全て手話。

そんな家族の長女であるポーラの歌声に惚れ込んだ音楽教師が、パリへ出て本格的に歌の勉強を勧めるのだが、家族も牛も大好きなポーラは迷いに迷う。

よくありそうなストーリーは気に食わないとしても、なんともエエ加減な雨の日の暇潰しとしては許せるかなというドラマではあった。

 

Oさんから電話で「大阪造幣局の桜の通り抜けへ行かないか」とお誘い頂いた。

予約制になってて、早速造幣局のホームページから8人程度で申し込もうとアクセスしたら、なんとまあどの日も満タンで締め切ってた。

残念ながら桜も宴会も駄目になった・・