1日(金)は西宮の甲山森林公園で、来月の定例観察会へ向けた下見がある、それは十二分に承知してるんだけど気持ちが一向にそこへ向かわないから困りもの。

こんな経験は過去に幾度もあって、それは植物観察に限らず読書とか映画なんかにも起こる現象であり、言ってみれば“気分の波”なんだろうがどうにも御し難いのだ。

 

御し難いとは何なのか? 残り少なくなった今の自分にとって、それに代わるもっと楽しめる場を気儘に求めてるのかも知れない。波の底で過ごさねばならぬ期間は時により異なるが、長い場合は半年ということも少なくなかった・・・

 

無理してそれを克服しようとしたら余計ドツボに嵌るのも経験上よく分ってるから、その観察会下見をスキッと追い遣るべく山歩きすることに決め、8時半に家を出る。「虫の観察会」で必要だった“釘抜き”や“折り畳み鋸”などを貸して下さったNさん家の前を通り、それら道具を返却するコースが宜しかろう。

 

板宿から妙法寺へと歩き、スーパーmandaiで弁当買って奥須磨公園へ入る。

いつもの場所で野鳥追ってる人が何人かいるけど、どうやら不調みたい。

 

先日の宴会場所である「バーベキュー広場」は平日とあり無人。

大阪のHさんが「神戸の奥座敷」と表現されてたが、言われてみれば野鳥の森でもあるし、珍しく火気が許されてる稀少な場所なんだと“再発見”させて貰ったことになる。

 

無料で予約不要、トイレ・水道完備なのが嬉しい。

 

奥須磨公園の南端には、神戸市民に親しまれてる多井畑厄神社。

 

もちろん延喜式に載ってる「式内神社」である。

 

Nさんに見つかったら“朝酒”になるの間違い無いから、玄関前にそっと道具類を置いて“おらが山”を目指す。

階段だけで既に600は踏んできたから、今回は迂回路を採用。

 

迂回路とは言え、かなりな勾配の坂道が続く。

 

おらが山へ登り着くと、暫くは水平なウバメガシ(ブナ科)の純林だから嬉しい。

 

 

旗振山から大阪湾方面。 眼下は須磨海水浴場。

 

同じく淡路島方向を望む。

 

 

鉢伏山上公園でmandai弁当頬張る。少なくとも朝と夜はしっかり食べてるのに一向に体重は増えず、下手したら50㎏を割り込みそうだから少々焦ってる。

 

今年のウメは例年より10日ばかりも早かったが、

鉢伏山上駅のは僅かに咲き残ってた。

 

ほう、満開状態のコバノミツバツツジ(ツツジ科)が見つかった。

 

春到来を広くへ告げる花だけど、この花の終わる頃は初夏、苦手な夏の扉が開く。

 

鉢伏山の下り階段は辛かったし、須磨浦公園から自宅までも遠かったがそこは意地。所要約6H 33,000歩