24日(水)朝の気温は0℃と予報通り今冬一番の冷え込み、風速5mを越える風で海には白波が目立っており、さすがに外出しようという酔狂は起こらない。

そこで朝から、この前の探鳥会でKさんから聞いた『羽状複葉』と『竜骨弁』についてネット使いながら復習を試みることにした。

*写真は全てネットからの拝借

 

翼の羽根1本をルーペで覗くと、細い軸(羽軸)が沢山集まっており、手で引っ張ればバラバラに外れてしまう。この細羽軸から枝状に伸びるのを羽枝(うし)と呼び、羽枝からは更に無数の小羽枝が伸びていて、その小羽枝でもって隣の小羽枝同士とくっ付いているのだ。

手で引っ張れば、このように剥がすこと出来るが、指先で揉んでやると簡単に元に戻すことが出来るというから、近々の内に試してやろうと思ってる。

 

あれこれサーフィンしてたら、良く分かる図に行き当たった。

小羽枝の片側にはカギ状の窪みがあって、それによって隣り合う小羽枝と絡み合い、空気を逃がさず揚力を得ておるのだ。鳥の羽根1枚にも神様の業を感じてしまうではないか!

植物における羽状複葉は、風(空気)を逃がすことにより損傷を避けようとするものだが、鳥ではその逆を目的とした仕組みなんだと合点した。

もひとつは、これもKさんの話にあった『マメ科の花の竜骨弁』である。

鳥類には竜骨突起と呼ばれる部分があって、何故“竜骨”なる名称が付けられたんだろうという興味が湧いたのだ。鳥は恐竜から進化したもの、だから恐竜にもこんな突起(骨)が存在してたのではないかとサーフィン続けたが、どうもそれはよく分らない。

こんなこと調べてたら、いきなりNさんの“ケンタッキーフライドチキン“思い出し、お腹がグゥと鳴ったのである。そう言えば長い間食べていないから、肋骨の鈎状突起探しながら食べてやろうか。

竜骨とは船の底の中心線、船首から船尾へ貫く主要部材のことだが、何故マメ科の花弁に竜骨弁なる名称が与えられたのか・・そう言えば鳥の竜骨突起に似ておる。

 

竜骨弁は舟弁とも言われる通り、確かに2枚の花弁は舟の形しておる。

Kが舟弁(1枚は取り除いてある)で、これが2枚合わされば正に舟の形になる。

一方竜骨とは、空想上の生き物である龍(ドラゴン)の骨という記事もあるけど、鳥の祖先である恐竜からきた名称と考えた方が面白い。

 

アメリカにアークテリクスという山用品メーカーがあり、ロゴマークは始祖鳥(アーキオプテリクス)の化石をベースにしたものだ。地上の世界から自由になった動物を用いることで、登山者も会社も進化してゆくという意味を持たせたのであろう。

 

今日も寒い一日になりそうで躊躇われるが、少し歩いて銭湯に沈もうか、或いは映画観てから銭湯かと贅沢な悩みを抱えてる。