15日(水)は珍しく遅掛けで、10時半頃に家を出たところ、寒くて鼻の奥にツンとした刺激を受ける。気温的な秋はホントに短く、早くも冬到来を感じるから、気象予報士さんたちも仰る通り日本は二季になってしまうのかも知れない。

 

さて今日の目的は、やはりGSで使いたい植物の実とか子どもの関心惹きそうなもの探しだけれど、急勾配は避けたいと、高取山の北側へ回り込む。

 

川っ渕から沢山のアキニレ(ニレ科)が立ち上がり、今果実の時を迎えてる。

そうか、アキニレは翼果であり、種子も薄く平らなものだったと復習する。果実の基部には紅色の花被片が残っており、若い果実の頭には柱頭の残骸も見えた。

 

今春、生まれて初めてハラン(キジカクシ科)の花を見つけた場所だ。

春にしっかり刈り込んでたから、青々した新鮮な葉っぱを展開してて気持ち良い。

 

山頂直下の広場でおにぎりを食べてお茶を飲む。

なにぶん1人だから速い、15分もかからず立ち上がるのは毎度のこと。

月見茶屋前を通って下ることになるのだが、

 

あれ?これって閉店の貼紙ではないか。

今は正月元旦と二日のみ店を開ける潮見茶屋と、この月見茶屋が昔からの“高取山”だったのに、遂に閉店なんだと寂しい思いするのは当然だ。

月見茶屋ではピンポンや輪投げ楽しんだり、潮見茶屋は愛犬ダイ号と一緒におでん(ダイ号にはこんにゃくしか与えなかった)したものだ。

 

少し下れば安井茶屋がある。

ここの当主もお酒が好きで、朝からお客さんと飲んでる。ただし暖房用の薪割りしたりラジオ体操広場の掃除もして、とにかく元気な75歳なんである。

 

お昼前には店閉めてる中の茶屋、この日は珍しく女将Uさんが可愛がってる鶏に「もう帰るよ、家へ入りなさい」と声掛けてたので、熱いの一杯飲ませてと頼む。

聞けば茶店の運営も大変みたい、マナー守らないハイカーも多いんだとこぼしてる。

信じられないけど、茶店へアルコール類を持ち込むとか、了承も得ず勝手にBBQ始めるとか・・Uさんは一定控え目な性格だから、商売という部面では苦労が多いのだ。

一方、月見茶屋は山筋の一人が後を継ぐ、そんな計画もあると教えてくれた。

 

その中の茶屋にも、GHと同じパンフが置いてある。

兵庫県神戸県民センターが発行する『六甲山の茶店ガイド』で、14軒が紹介されてる。普通我々は茶屋と呼ぶのに、ガイドでは茶店と記載、何か意図するところある?

 

目通ししたら、14軒の内一度も入ったこと無いのは“カミカ茶寮”のみだ。

この茶屋、最近名を変えたという。以前の名称はなんだったのか。

ところがUさん曰く、「カミカ茶寮は凄い美人がやってる店、是非行ってみて」

灘区一王山町・・分からない。

そうだった、森林植物園の近くに「峠の茶屋」というのもあり、何度かおでん食べた記憶あるんだが、随分以前に閉まっておる。

 

 

いつものように漬物をアテに熱燗を2杯。GSの収穫は何も無かったけど、少し温まったからと帰ることにする。 午後1時過ぎ、清水茶屋も閉まってた。

 

神戸名所のひとつ“布引の滝”に面する『おんたき茶屋』でこそ、各種方面からの資金援助を得ながらの改修計画あるのだが、神戸市民からしても西に位置する高取神社への関心は薄いだろう。ただ高取山麓で育ち生活してる私にすれば、茶店の衰退は寂しいとしか言いようもない。