5日(木)の朝、前日のお酒がすっきり抜けてた訳じゃないけれど、フクオウソウの花を見逃すわけにはいかないと、思い切って有馬温泉駅から六甲山頂目差すことにした。ただし今回は2本ストックを試し、少しでも楽に歩いてやろうとする。

 

電車が谷上駅に着いたところで窓にムシがへばり付いてるのに気付く。

ひょっとしてマドガかなと期待したけどマノメイガと分りがっかりする。

 

単独だから朝は早い、9時過ぎに駅を出立して魚屋道へ入る。

シシウド(セリ科)だろうか? このあたり今ひとつ分かっちゃいない・・

 

“ショートカット”は山肌を大きく損なう。この魚屋道はつづら折道なもんで、かなり山歩きの経験持ってる人でさえ平気でショートカットし、その踏み跡へ雨水が流れ込んでこの通り。

 

この日の目標のひとつはテイショウソウ(キク科)、やれやれ、咲き始めてくれた。

頭花は3個の花から出来ており、深裂した花冠と花柱に合着した雄しべが目立つ。

 

前々日、亦楽山荘で完璧に振られたテイショウソウだから仇討ちした思い。

 

ウド(ウコギ科)

 

2本ストックが功を奏したのか、或いは急に気温が下がったせいか快調に歩ける。

アキチョウジ(シソ科)の青が道端を埋め尽くしてる。

 

有馬温泉駅から2時間で一軒茶屋前に到達したのは良いけれど、稜線に出た途端強い風を感じて空も暗い。降水確率0%の予報を信用し、レインスーツなど持ってないし、この強い風では傘も役立ちそうにない・・こんな所で雨に濡れでもしたら、たちまち体温は奪われるだろうからと、ちょっとした恐怖味わうことになった。

 

しかし本日2つ目の目標はフクオウソウ・・何とかそれだけは写真にしたいと東へ走るように進む。 メナモミ(キク科)が目に入った、コメナモミと良く似てはおるが体格が違うし、

 

茎には開出気味の毛がいっぱい。

 

東縦走路へ入って探す。

・・・・・フクオウソウは全て蕾。今年は全般的に花の開花が早かったけど、フクオウソウは「まだ秋を感じてません」と言わんばかりの状態で、さあ数日先になるだろう。

今年は諦めざるをえない、かな。

 

ナギナタコウジュ(シソ科)

 

今年ほどアケビ(アケビ科)の実を沢山見るのは初めてだろう。

 

ちょっと手を延ばして蔓引っ張れば、まあ15個くらいは手に入っただろうが、寒さと雨の不安があって先を急がねばならない、Uターンする。

 

ホドイモ(マメ科)の果実

 

極楽茶屋手前で雨、急ぎザックカバーかけて傘出したが有難い、傘開く前に少し空は明るくなったから、ボタンヅル(キンポウゲ科)の果実にレンズ向ける余裕が生まれる。

 

記念碑台GHに飛び込み、熱いコーヒー飲めるのは案内人の特権。

やっと気持ちも落ち着き、本日3つ目の花を求めてシュラインロードへ入る。

一昨日はウスキツバメエダシャクだったが、今回はクロミスジシロエダシャク。

 

逢山峡を下る。もう大丈夫という空の色となり、しかも脚は軽い。

シコクママコナ(ハマウツボ科)は半寄生植物ともされるが、どうやら寄生せずとも十分生きていけるらしい。実は先日、この花が原因でシラケ谷への道を通り過ぎてしまったのだった。

 

川へ降りる。

まだ少し早いかなと思ってたが、ダイモンジソウ(ユキノシタ科)が咲き始めてくれた。ただどうなんだろう、強い風に当たったせいか花は新鮮なのに雄しべが飛んでる。

 

しかも時刻は15時半で谷筋は薄暗い・・かなりISO上げたのにこの程度。

がまあこのダイモンジソウとテイショウソウの花見たから、本日は2勝1敗だったなと得心つつ有馬口駅へ向かう。

 

アワブキ(アワブキ科)の実は照りが無くて地味、鳥を呼び寄せる効果も少ないんじゃなかろうか。

 

今年はアケビに加えてエビヅル(ブドウ科)も豊作、少し疲れたカラダを酸っぱい実で目覚めさせようとする、効果あり!

 

所要6時間30分 34,000歩

数年振りで試した2本ストックのお陰で、大した疲労感無いまま電車に乗り、いつもの居酒屋で「燗と湯豆腐」からスタートした。