24日(日)、朝から100枚に余る写真を整理して、何とかツリフネソウの解体新書をつくり上げたので、取り敢えず写真を並べておこうとする。

 

霧ヶ谷で仕入れたツリフネソウ(ツリフネソウ科)の花

 

解体は難しそうに思えたが、下側の大きな萼は簡単に外すこと出来る。

 

花弁は軟弱だからすぐに千切れ・・2個目の花を慎重に左右へ開く。

左右の大きなのは側花弁と呼ぶらしく、基部には黄や赤の斑紋が入ってて蜜標の役割するようだ。白い塊は雄しべの集まり。

 

この雄しべはまだ未熟とあり花粉を出していない。雄しべの数は5個。

 

多分これが成熟した雄しべで、薄黄色い粉をまとっておる。

 

その雄しべを触ってたらポロッと落ちて、下から雌しべが顔出した。

なるほど雄しべが先熟し、それが取れて後に雌しべが登場という訳だ(雌雄異熟)。

 

ふむ、確かに若い果実の先に柱頭が残っておる。

 

はがした部品を並べてみる。

部屋が暗いので外へ持ち出そうとしたら、風に煽られ吹っ飛んでしまった・・

壱からやり直す。下側の花弁(側花弁)2個・上側の花弁1個・下の萼片1個・上の小さな萼片2個、これでは花弁が3個しか無いことになる。

図鑑やネットで調べると、花弁3個と書いてあったり5個とかいてあったりするが、

 

2個の側花弁基部にタコの脚みたいな小さいのが合着してて、これを小花弁として数えれば5個になる訳だ。尚、ツリフネソウは5数性であり、本来なら萼片も5個だが、内2個は退化してるそうだ。

 

ここで一応解体を終えたことになるが、疑問が湧いてきた。

この写真でも分かる通り、雄しべ(雌しべ)は花の入口に近いところにあるから、わざわざ遠くに距(蜜壺)作らずともいいではないか・・送粉者をマルハナバチに特化した訳は何なんだろうetc.

 

ちなみにツリフネソウの距は萼片が変化して出来たものと良く分かるが、他の花の距は何から出来てるのか、これも調べてみたところ様々。

スミレは下唇弁であり、ツタバウンランみたいな合弁花では上下の花弁が基部で合わさって出来てるらしく、中には萼と花弁が合体してというのもあるとかだ。

 

ツリフネソウが一段落したところで墓参に出掛けた。

市立鵯越墓園は広大だし、我が家の墓は高尾地蔵に近いテッペン、車を捨てた身にはかなりな苦労のバス停から徒歩30分・・

まあそれは別として、墓参後に目にした2つの光景にかなり気分悪くしてしまった。