16日(日)、縁あって神戸電鉄緑が丘駅から雌岡山を歩く機会得た。

もちろん頭の中には3日前に中止になった『草の観察会』のコースと共に、ワルナスビ(ナス科)の“振動受粉”の仕組みの一端にも触れてみたい、そんな目標抱いて電車に乗る。

 

座席に腰降ろしたら対面に、何とまあ同じ班のSさんが。

お聞きすれば鵯越から菊水山を登り、鍋蓋山経由して新神戸駅目指すんだと仰るから、くれぐれも熱中症に気を付けてと見送る。そして彼女は既に“緑が丘コース”を済ませ、「ユウスゲもいっぱい咲いてました」と。

我々より一足早く、草観に関してMさんから届けられた資料を参考として、“緑が丘コース”の巡検を済まされてるんだった。

 

予報は曇だったのに朝から直射日光・・

帰化植物のウサギアオイ(アオイ科)だと教えられる。教えられるというのは不自然か、何度も教えて貰ってるのに頭から剥がれ落ちてるだけのこと。

 

葉の形状からしてアイノコヒルガオでは(ヒルガオ科)? これは花柄の上部に翼があるからコヒルガオ?というのも咲いてたが、このあたりにはあまり関心もてない。

 

クマツヅラ(クマツヅラ科)が10株ばかりも見つかった。

確か去年は全く見掛けなかったように思うから、しっかり復活してることになる。

 

私のような素人目にはキク科植物の葉に見えてしまう。

 

如何にも不思議な形状のカリガネソウ(シソ科)。

なんでこんな花姿へ進化せねばならなかったのか、ホント聞いてみたい。

口吻の長い昆虫でなければ吸密不可能だろう。

 

神出神社、なんとまあ有難い名前の神社だろう。

神仏に対する態度に問題ある私だが、軽快しつつあるように感じる“病”がこのままの路線を走ってくれますようにとお賽銭投げ込む。

 

ベンチに腰掛けランチタイム入り。淡路島から明石海峡大橋、西神地区の新興住宅街が見渡せ、少し東へ目を転ずれば鉢伏山から菊水山、更に摩耶山までが一望できる。

実に気持ち良く風が吹き抜け、ランチタイムは2時間にも及ぶから有難く、持参の

気付け薬はすっかり飲み干した。

 

こんな群落は初めて。

但しカリガネソウは特異な臭気を出すから・・

 

アゲハ

 

サナエトンボの仲間だろう。

 

15時少し前に到着。

少し早いかなと心配したがユウスゲ(ススキノキ科)が咲いててくれた。

しかも今年は随分沢山立ち上がってるみたいで嬉しいではないか。

 

花の色も儚いが、実際一日花だからホントに儚い花である。

 

ヌマトラノオ(サクラソウ科)

 

特徴あるからすぐに判明、ツマグロバッタの♂

 

カンカン照りの舗装道路を歩いて緑が丘駅へ引き返さねばならん。

見事なまでの虫こぶはクヌギハマルタマフシで、タマバチの産卵により出来たもの。

“虫こぶハンドブック”には葉脈上にと書いてあり、ふむ、確かに葉脈の上を選んで産み付けてるようだ。

 

緑が丘駅へ引き返して神戸電鉄湊川駅、ここで地下鉄に乗り換えねばならない。

階段降りてる途中で電車の音が聞こえてきたから急ぐ。ドア閉まる寸前で何とか間に合い、座席に着いてホッと一息ついたところで斜め前の男性に目を遣る。

 

半ズボンに半袖シャツ、40歳くらいだろうか。

顔から腕はもちろん脚全体までがアトピー、肌は荒れて引っ掻き傷が目立ち、両手使って顔や背中を間断なく搔いてるではないか・・

この辛さ、今の私だからこそだろう胸に突き刺さり、一瞬思わず涙が湧きあがって。。。

ちょうど対面に座ってた私と同年配らしき女性に気付かれ、慌てて1両前へ移動しなければならなかった。

 

幸いにもここ数日の私、“再発”の恐怖も少し薄らぎ、痒さは一時の30%くらいにまで軽減してるから、余計その男性の惨状に心動かされたんだろう。

医学が発達したとはいえ、どうにも手の施しようない患者はいっぱい存在してる。