28日(木)、DVDを返却するついでに烏原貯水池から菊水山中腹へ登り、アサギマダラを追うべく8時過ぎに家を出た。カンカン照りではあるが朝早い時刻とあり日陰も多い、この分なら目論見通り歩けそうと思ったのが大間違いで、アスファルト道を20分ばかり歩いただけでふーっと眩暈を感じてしまう。

 

まあそれでもDVDレンタル店まで頑張れば、カラダも暑さに慣れてくれるかもと期待しながら東へ東へ・・・途中でふと気付いたことがある、

出勤途上にある男性や部活動だろうか学校へ向かってる中・高生たちにどんどん追い抜かれてるのだ。これは一体どういう事なんかと、少し気合い入れて歩幅広げても追いつくどころか間隔は広がるばかり。

少なくとも数年前までは周囲から、歩くの早過ぎると文句聞いてたのに。

KSCの講義にもあったが、フレイルに陥ると歩くのが遅くなるんだと。

フレイルだとの感触は無いが、これは間違い無く高齢による鈍化だ。

 

何とかDVDを返却し終えたが烏原は遠くなりにけり、だけど負けるもんかと徒歩で帰宅、2時間で12,000歩、汗びっしょり、朝から“危険な暑さ”だった。

 

先日届いたミュンヘンオリンピックの記録映画『民族の祭典』観ることにする。

オリンピック競技に関する最初の記録映画撮ったのが『オリンピアーpart1ー民族の祭典』『オリンピアーpart2-美の祭典』のレニ・リーフェンシュタール監督だとは先日書いた。記録映画として基本の詰まった不朽の名作と言われながら彼女が記録したオリンピックは1938年、ナチス政権下のドイツで開催されたベルリン大会であったため、作品としての先進性・完成度は殆ど話題にされず、戦後は逆にナチスのプロパガンダ映画という存在になり、映画監督としての地位も奪われてしまう。 

 

批判の的になったのは、あからさまな演出が加えられている部分のみならず、ヒトラーと握手まで交わす近しい関係だった故に、あらゆる角度からの撮影を許可され、更にフイルム感度の悪い夜間競技は競技終了後に選手を集め、競技を再現させたりまで・・(日本選手もこの再競技に参加してる)、記録映画からの逸脱も指摘されてるところだ。

 

とは言っても、今回入手したフィルムは大して劣化しておらず、淡々と競技映像が続くのは、最近の報道が劇画チックなのに比べ報道番組としては秀でてる。

中でも目を惹いたのはラストのマラソン競技、日本は金メダルと銅メダルを獲得したけれど。。。

 

金メダルに輝いた孫基禎は日本が支配下に置いてた朝鮮人であり、銅メダルの南昇竜も朝鮮の選手である。

 

2つの日の丸だったが、

 

孫選手に笑顔は全く無かった。