20日(土)、私のblog見てくれてるTさんからメールがあって、「午後からなら映画つき合えるけどなあ」。 そう、この前見逃した『シェルブールの雨傘』のことである。
カトリーヌ・ドヌーブ主演のフランス映画で、題名だけは大昔から聞き知ってたのに観ていない、おまけに樹木希林の『日日是好日』との2本立てとあれば観なけりゃ損とばかり思ってたのだ。
映画は12:30からなので、好天気の午前中を如何に用いるべきか・・
そうだ、確か1週間ばかり前に記したエライオソーム記事に関し、果実と種子に混同あったみたいだから、そこはしっかり確認すべしと近隣を歩くことにする。
果実と種子は明確に区分出来てるはずなのに、観察した果実が余りにも小さく、ついつい果実と種子をゴチャゴチャにしてしまってたようである。
石垣の隙間で健気に育つフラサバソウ(オオバコ科)で練習。

その果実を採る。 先ずは萼片を取り除き、

果実を裸出させる。 栄養不足なんだろう小さくて扱いに苦労する。

果実を割ってみたら2個の種子が出てきた。 肥えた土壌なら4個程度にはなるのかも知れない。

あまり時間も無いもので、どうやら私が勘違いしてたスズメノヤリを探す。
探してる時に限って見つからないのは承知だけど、やっと貧栄養場所で見つけた。
慌てずに“果実”の表面を観る、柱頭の痕跡が残る三角錐の果実だ。

良く熟してる果実だと、押し潰すようにしたら種子が飛び出してエライオソームが見える。 ただ今回はそのエライオソームが種子の頭に付いてるのかお臍部分なのか、そこをこそ問題にしてる。

丁寧にゆっくり押さえ込んだところ、種子の頭部分には何も無い。
これで分った、少なくともスズメノヤリの附属物は(Tさんお得意の言葉ですると「学問的・学術的には」)ストロフィオールと称すべき物質だったのだ。

名画座へ滑り込みセーフ、ほぼ満席とありTさんとは離れた席となる。 その方が良い、ひょんなことで涙など見られると恥ずかしいから。
ケータイでお昼とお茶買っといてと連絡してたのが幸いし、上映1分前に何とか食べ終えて集中。 ミュージカル映画だけど字幕でストーリーは良く解る。
やっぱり女性は“経済的余裕”に一番の魅力を感じるのかな? フランスも日本も・・・ でも決して退屈などしない90分だった。

2本目がどうもいかん・・・ 樹木希林だからというだけで。

2人、16:20に映画館を飛び出して居酒屋。
私のお昼はサンドウィッチと小さなあんぱん1個だけだったから、アテはハマチ刺身&白身魚串カツ2本&珍しくおでんの“ジャガイモ”、充実した一日になった。
ただシェルブールの雨傘のラストシーンはどうだったんだろう?
Tさんは両者とも幸せだったなる解釈に対し私は違ってて、カトリーヌ・ドヌーブの眼差しは幸せそうでもなく、いささか寂しそうに感じたけど・・・