ここ暫くロクに歩いていないから、いささか自己嫌悪に陥ってる。
17日(金)の夜、大阪在住のOさんから電話貰い「よく歩いてるな」とお褒めの言葉ではあったが、彼女は“歩け歩け”のプロとあり、私が出掛けてる観察が如何にノロノロなのかご存知ない。 私のblogでお出掛け状況だけ見て判断されてるから、内実は分ってられないのである・・・
18日(土)、そんなOさんの理解に沿うべく少しでも歩こうとコースを考えるも、長い登りはイヤ、出来れば午前中だけと楽することばかり考えてしまう。
やっと決めたのは2ヶ月振りの須磨浦公園~鉢伏山~旗振山だから世話無い、8時に出発。
須磨浦公園まで約1時間、日陰を選んできたのに汗が流れる。 タオルを出し、給水して網広げ、気合い入れる。

旗振山頂までは30分程度の辛抱なのに2人3人と追い抜かれる。
薮蚊の多いことで知られるケーブル山上駅すぐ下の東屋で一服しながら周囲へ目を遣るが、チョウ・トンボともに飛んではいない。 ところが足元に沢山のツユクサが咲いてるのに気付き、『ツユクサ考』に宗旨替えした。
ツユクサの花弁(内花被)は青いのが2個に白いのが1個。
雄しべは6個で内4個は仮雄しべだから少量の花粉しか形成しない。 ただ4個の内の1個は少々形が異なってって、これはかなりの花粉をつくってる。
残る2個の雄しべは雌しべと共に前方へ突き出してて、受粉にとってはこれが一番役立つのだ(2強雄しべ)。

ツユクサの花は基本下のような付き方をしてる。 苞をめくってやるとA・B2本の軸が出ておりAが主軸、Bは側軸(枝)になるらしく、普通a・b・c・d4個の花を付ける。ただ主軸のaは退化してる場合が多く今回は一つも見つからなかった。
ツユクサは雌雄同株で両性花と雄花を有し、aとcが雄花になり易いらしいが、なり易いというだけで両性花になる場合の方が間違いなく多い(と思う)。
花の咲く順はどうか・・A軸のaを除外して比べると、b→c→dというものもあれば
c→b→dというのもあってバラツキが大きいもののb→c→dが多いみたい。
こんな点から考えれば“有限花序”と称してもいいようだが、そんな指定は外した方が良いようにも思える開花順序だ。

このcは蕾だから、翌朝に開花するつもりだろう。

これはB軸に花2つしかなく、

bとcが同時に開花してるもの、

cがトップに咲いたもの(子房が大きく膨らんでおり、既に沢山の種子が入ってた)もあった。 いや待てよ、bの子房は膨らんでないから雄花だったのかな?
お昼までに花は萎み、3個の萼(外花被)に包まれるように隠れてしまう。
多くの植物でみられるごとく、花弁内の養分は軸に再吸収され、次の花の開花に用いられることになる。
もうひとつ、蕾は枝の下部についてるが、開花受粉したら上部へ向きを変えておる。
そうか、そうしなければ花は外部へ顔が向かないことになるな・・・
身近にあるツユクサだけど、あれこれ調べたら立派な「夏休みの観察日誌」になりそうだ。

ツユクサ、雑草とみた場合には憎らしく、節から発根して一面に勢力を伸ばし、条件が良ければ草丈は2mにも達する。 茎を折って2日も水に浸けてれば、いともたやすく白い根を出し始めるのだ。
そんな点はツユクサ自身十分に承知してて、節を地面に這わせる如く生長するのだ。
お昼に自宅へ着けばOKだろう、時間に余裕あって久しぶりに鉄拐山。

須磨海岸からポートアイランド方向。 気温は高くても湿度が低いのだろう、日陰なら辛くはない。

タカサゴユリの花被片は赤紫色を帯びるが、
(姿現してくれたのはシロテンハナムグリだろうか)

これはシンテッポウユリだろう紫の筋が無い。

須磨離宮公園では「ジガバチ注意」の立札が立っててどれどれと窺う。
地面に作った穴へ潜っては後ろ向きに土を運び出す姿は忙しそう。 地面に巣をつくるのならアメリカジガバチなんだろうが、脚の黄色が目立たないのが気に懸る。

翅の表が見えないけれど、ヒメアカタテハかな?と。

チョウの名前は別として、この美しき容姿はどうだろう!

次いで目の前にアオスジアゲハがとまってくれた。 翅の表裏は大きく異なるから、私など片面だけでは判断に苦しむ。

本日は18切符で伊吹山。 伊吹山と言っても山頂直下までバスだからラクチン、久しぶりでイブキトリカブトの群落に出合えるだろうか。
山頂の気温は13~15℃と肌寒いかも知れない、暑いよりずっとマシだけど。