11日(土)、他班の観察会最終下見があり、結構迷った末に参加を決めた。
迷ったのはもちろん“気温”であり、朝5:30で28.5度だから依然として熱帯夜、
れも6月下旬からの連夜とあって深い睡眠が取れてないせいなのか、気力面での影響も大きい。

かと言って、出掛けなかったらどうするかと自問すれば、“喫茶店か図書館で本と新聞数紙・・”と出たからババッと準備してJRに乗る。
芦屋駅からバスに乗って「芦屋ゲート」で下車したら、既に30名近くも集まってられる。 担当班はいざ知らず、班員以外で20名超というのはY班長さんの赤外線放射温度計による「25℃前後の涼しいルートですよ」が効いたに違いなく、私もその一人。

出発時点の気温は32℃くらい(アスファルト路面は50℃)だし、芦屋川沿いの木陰に入ってしまえば25℃程度と気温は低くても、湿度が高いのには閉口で、何度も「給水してちょうだい」との声が聞こえる。
Tさんが見つけた抜け殻はセミに似てセミにあらず・・ 持ち帰って調べて下さるそうだ。
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担当班以外が4つに分かれ私はYさん班へ入る。 せっかく真面目に取り組もうとしてるのに「学問的なことは俺に任せろ」というTさんが乱入したからヤバい。
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ツツジの最終ランナーはこのホツツジで、
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アジサイチームの襷を掛けるのはこのノリウツギかタマアジサイだろう。
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キクバヒヨドリだろうとYさん。 腺点が無いものはサケバヒヨドリらしいが、今の私にはどっちでもかまわない・・
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多分ガの幼虫と思ってTさんを呼ぶ。 ムシのお好きなTさん、「どんどん姿変えるから難しい」と。 そうか、脱皮の度に姿変えられたら困る。 早速夕刻に、クロスズメの終齢幼虫みたいだとメール下さった。
私もネットで検索掛けたら、各種マツを食害する幼虫で、背中が薄茶色だからマツの枝にいる場合は見つけにくいとある、なるほど。
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カラスザンショウが実を結び始めた、確かにミカンを思わせる果実である。
よく見れば1つの花から3つの果実、柱頭は3裂し、子房が3室あるんだろう。
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花を見つけて写真にしたが、柱頭の先っぽまでは無理だった。
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芦屋川の支流にあたる「蛇谷」上部で昼食。
ややこしいヤマノイモ科があって「ヒメドコロかな」 「いや、葉柄に突起が無いからそうじゃない」 「いやいやここに突起があるではないか」 「これは突起じゃなくて托葉だろ?」 「葉は互生してるがヤマノイモに似てる」とかでやかましい。
Y師匠とK師匠に持ちかけた結果、葉は互生しててもムカゴのついたツルを見せて頂き、ああそんなヤマノイモもあるのかと大いに納得した。
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さて昆虫のサナギである。 もう既に何度かここに書いたのだけれど、完全変態する昆虫はサナギの中で大きく体制を変化させる。
あの丸々太った青虫がサナギとなり、次いで姿を現した折には華麗なチョウやコウチュウへ変身してるのだから、一体サナギ内部でどんな変化が進んでるのか以前から不思議に思っておった。

何やかや調べてると、青虫はいったんドロドロに溶け、チョウの姿へと体制を組み替える・・そんな記事は嫌ほど読んだのに実体は掴めないままに至ってる。
青虫とチョウでは余りにも大きな違いがあるから、確かに一旦ドロドロに溶けた方が効率的であろうことはその通りだ。 ただ実際にドロドロ状態の写真など見たことも無いので、この前の「きつつき工房」でTさんに持ちかけたところ、「ドロドロの写真持ってる」と言われるではないか!

是非とも見せてほしいと頼んでたところお持ち下さったのがこれである。
サナギの横断面を写したもので、確かに青虫が溶けてる・・ これはカブトムシ。
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青虫の全身が溶けてしまうというのは表現に問題ありだが、脳とか呼吸器に翅となるもと(原基)以外はやっぱり溶け、その後原基が勢い良く成長して青虫とは全く異なる体制へ変化してゆくらしいのだ。
そして青虫が貯えてた栄養分はそのような原基の完成へ向け集中的に用いられる。。。
充分に理解できた訳じゃないけれど、何とはなくすっきりしたし、ヒメドコロ葉柄の突起も今回はしっかり確認したから、やはり積極性を失ってはならんと言い聞かせた。