11日(水)の朝、「さて本日は如何に」と考えてるところへTさんから電話、彼の話しはまず間違い無く身体の不調から病院での診断へ進み、次いで我々年代である友人知人の現況なんかへ及ぶ。 今回は思いもしなかったKさん家のご不幸に、これまた別のKさんの回復めざましい状況を知らせてくれるから小一時間などすぐ。。
翌日は胃の内視鏡検査もあることだしと外出は止め、借りてきてるDVDの『紀ノ川』を観ることにした。

有吉佐和子原作の同名小説を映画化したもので、1966年公開とあるから半世紀は十分に超えておる。
小説「紀ノ川」はもちろん読んでおり、その当時かなりな感動覚えた記憶がある。
夫を支え続けるのこそが女の努めであり幸せとしか心得ぬ“花(司葉子)”の、22歳での嫁入りから明治・大正・昭和に至る激動の50年が描かれている。
時代は推移して娘(岩下志麻)はそんな母親に反旗を翻すのだが、自身に子どもができて以降、母親の生きざまに一定の理解を示し(父親でないところがミソ)始める。
いつの世にも引き継がれる流れであっても、親子の捉える感覚には微妙にズレがあり、だからどの家にもそんなのあって各自が自立したり逆に凹んだりするんだろう。
ストーリーは別として“花”の婚礼風景、特に提灯に火を入れて紀ノ川を舟で進む光景は実に雄大で、往時の名士の豪勢な生活様式がうかがえて見入ってた。
お昼、机の上整理してたらレシートが出てきて、なんとDVDの返却日ではないか!
そうか、歩き方が少ないから歩けという指示と受け取り、往復2時間かけて汗びっしょり。 その道すがらキンシバイ(オトギリソウ科)の花を見つけて1個持ち帰った。

花弁5個に萼も5個、柱頭は5裂してるし沢山の雄しべは5つの集約されてる。
でこんな雄しべの付き方を5体雄しべと呼ぶ。 それにしてもこれ、デカい子房だな。

この前に取り上げたのはキンシバイじゃなくってビヨウヤナギだったから分り難かったんだろうか、でも同じオトギリソウ科だし5体雄しべであるらしい。
とすると・・ツバキの雄しべは下部で合着してるから、あれって“単体雄しべ”かなと調べてみたら、それは正解だった。
嫌なことは朝一番に済ませるが良い(ただし歯医者は別次元)。
現役時代、今は亡き先輩Kさんから、「山さんはエライ、わしゃぁ嫌なことは先送りと決めとるのに」と褒められたことが幾度もある。
なので本日の内視鏡も一番の9時で予約、終わってからの早いお昼は何食べても美味しいから、実は知人に「出て来ないか」と連絡入れてる。