9日(月)、もう5時半頃には明るくて目が覚める。 真冬なら7時迄でも平気で寝てるんだから、やっぱり体内時計は日の出の影響によって“サマータイム”を刻むんだろう。 朝食時に海と山を眺めるのは習慣になってて、ふと鉢伏山へ目を向けたところ山崩れ・・ 左側のは須磨浦公園ケーブル駅のすぐ下方だし、右側の大きな崩れは須磨一ノ谷辺りを思わせる。

朝から暑いので、さて本日のメニューは如何したものかと迷った挙句、カラスノエンドウ・キンシバイ・ムクゲにヤブガラシなんかで少々確かめたい事もあり、おそがけの 10時にお茶とカメラだけ肩掛けポーチに入れて西へ歩く。
う~ん、自宅から見たより大きな崩れで、下の方に赤い屋根が見えてるけど大丈夫なんかな?

外来種トゲヂシャ(キク科アキノノゲシ属)は田畑へ侵入することはせず、道端の乾燥した栄養にも乏しそうな場所でよく見掛ける。
何と言っても大きな特徴は葉を90度捻じってること、なんの目的あってそうするんだろうとは誰だって感じるところだが、ネット検索しても理由ははっきりしない。

手当たり次第の結果、こんな考え方もあるんだと私はそれを採用してる。
トゲヂシャの原産地はヨーロッパの地中海沿岸、或いは北アフリカとの説があっていずれにしろ太陽いっぱいの地域だ。
植物は強すぎる日光によって様々な障害を引き起こすから、これって日光を避ける目的をもってると考えてもおかしくないという考え方だ。
葉はアキノノゲシに良く似るが、裏面の主脈上にトゲが整列してるから触れば間違うこと無い。 因みに葉の捻じれる向きはネジバナ(ラン科)の花の付き方同様で規則性は無い。

ムクゲやフヨウの雄しべって、その全てが下部で合着してるから、こんなのを『単体おしべ』と称し、カラスノエンドウでは雄しべ9本が合着したものと離れた1本があるので『2体おしべ』、キンシバイでは『5体おしべ』になってるという。
悔しいけどカラスノエンドウもキンシバイも全然見なかった・・

余りの暑さで勘違い起こし、目的地を通り越して離宮道まで来てしまった。もう離宮公園を目指すしかない。

花を始めた8~9年前、ひとつの花の名を調べるのに「山渓カラー名鑑 日本の野草」とか「日本の樹木」の分厚い図鑑を最初から最後までめくってた。
虫については今それで、何度も何度もハンドブックのページ探っても見当たらない。

炎天下歩くこと1時間半、間違い無くふらふらしながら公園のベンチへ座り込む。
気温31℃、太陽の下での温度はそんなのとっくに上回ってる中、何人かの方がバラの整理をされてる。 一輪一輪に鋏を入れ、色変わりしてしまったのを取り除くのだから大変。

さて植物、基本的には茎が先へ先へと伸びて成長してゆく。

ところがこのヤブガラシ(ブドウ科)では、茎の先端は巻きひげになってしまう。
だから更に茎を伸ばすには、葉腋から萌芽して―― う~ん、そうなのか。

このノウゼンカズラ(ノウゼンカズラ科)では先っぽが花になってる。
よく見たら、その花のすぐ下から枝が伸びてる感じで、巻きひげと花の相違はあっても茎の伸ばし方は共通なのかなと思う。

前翅付け根の部分に黄色い筋あり、よってアゲハということになるらしい。

その筋の部分が黒っぽく塗りつぶされてたらキアゲハ、難しい!

ホシミスジに違い無かろう。

昔から、これはハチの仲間だと思い込んで怖がってた。 初めて撮ったこの写真で調べるとオオスカシバなる蛾の仲間と知ったから収穫だ。

ガは夜行性のものが多いのに、このオオスカシバは日中堂々蜜を集めてる。
これに似たヒメクロホウジャクなるガは翅にたっぷり鱗粉をまぶしてるから間違えないと思う。

須磨離宮公園にはこんな区域があって、チョウの食草となる草木が植えられておる。 3年程前にここでボラやった折の写真が公園事務所に保管されてい、私が写ってる写真もあるとはNさんのお話し。

13時半、勉強部屋へ倒れ込む。 取り敢えず缶ビールで気付けを行い、DVDで『阪急電車』。 以前文庫本に取り掛かったけど辛気臭くて投げ出したものとあって借り出してきた。 宝塚駅~西宮北口駅間を15分で走る阪急電車宝塚線を利用する何人かの訳有り人物の交錯を描いてるが、皆さん仰るほど面白いものではなく、中谷美紀の美しさだけが前面に出ておった。

今日予定されてた「近探:丸山湿原」が中止になった。
あの雨だからそれは仕方なしとして、ぽっかり空いた一日を有効に使わねば損。
でも単独で網振る勇気は無い。