31日(土)の午後、私が所属する会の“総会”があって出席した。 総会とは言っても難しい議題がある訳じゃなく前半は講演会で、しかも講演者は幾つも本を出版されてる清水三重子さんとあるから楽しみにしてた。
折角の講演なのに参加者は50人足らずと、ちょっともったいない感じだったが、演題は今に因んで『桜』。

サクラの祖先は、最近街中でも良く見られるようになった秋から初冬に掛けて開花するヒマラヤザクラで、これが日本では冬に休眠する方向へ性質を変えたそうだ。
そしてシキザクラとかジュウガツザクラなんかには、このヒマラヤザクラのDNAが残っておるから秋にだって開花するとの説明。 なるほど、いつか“知ったか”で解説してやろうじゃないか。

さて、講演にあった「サクラは温度を積算して開花する」という部分をまとめてみると、『夏に形成されたソメイヨシノの冬芽は、アブシジン酸とうい休眠物質により休眠に入り、一定時間寒さを経験しなければ開花しない。すなわち5℃~7℃という低温を800~1,000時間積算すると休眠打破が行われ(立春の頃)、後の550~600度の積算で開花する。2018年のソメイヨシノが史上最速で開花したのは、冬が寒かったから休眠打破がしっかり行われた』というものだった(ように思う)。

過去に行われた1月から4月の気温と開花の観測は各地に残ってい、私もちょっとばかり以前にそれを読んだ覚えがあって、確かにサクラは体感温度を積算してるんだと納得したものだ。
ただしかし、積算とは言えそう単純なものではないようで、神戸に限れば2月の気温が高い(暖冬)場合は開花が遅れる傾向がある(休眠打破が遅れるんだろう)に対し、2月下旬から気温が上がると早期開花する・・ 
ほんの僅かな差でもって開花は左右されるし寒の戻りにも敏感とあり、開花予測には困難が付き纏い、各種団体の“予測方法”は公にされていないとか。

昆虫も気温を積算して変態するらしく、みんなみんな賢いなあ。