前日に40,000歩だから、さすが23日(金)にザック気分は湧いてこず、午前中は読みかけの西加奈子『窓の魚』になった。
一昨日、書店へ“第三の男”を発注した折、手元に何も本が無いからと、谷川俊太郎のエッセー『ひとり暮らし』と一緒に買ったものだ。

一口で言えば面白くない本。
西加奈子は作家として、この小説でもさまざまな工夫を試みておるのは分らぬでもないが、恐らく多くの男性読者はこういった、憎らしく表現すれば“持って回った”展開は好まないだろう。
2組の若いカップルが、川の側に建つ歴史ある温泉旅館に泊まるお話しで、一人の女性が死ぬという事故が起こる。
だが最後まで読んでも、一体誰がどんな理由でもって死んだ(自殺なんかな?)のか良く分らないままだし、登場する若者4人はもちろんのこと、その他の人物も皆深い陰影に覆われて陰気に過ぎるし展望も持てない。
得てして女性作家にありがちな展開は、男性読者にしたらそこが難点だと思わずにおれないのだった。
そうこうしてるところへ書店から電話、「ご注文の品が届きました」。
グレアム・グリーンの『第三の男』を受け取ってお気に入りの喫茶店。
想像してたより短い小説で200ページばかりだから、今日明日中には読み切るんだろうけど時代背景が難しい。 根元から理解するには例え映画であっても複数回観なければ駄目だろうし、もっと言えば2次大戦直後のヨーロッパの混沌も仕入れとかねばなという感じがしてる。