5日(月)早朝から降り始めた雨は正午前後まで本降りだったから、渇水の瀬戸内にとっては慈雨と言えたに違いない。 もっともその雨のお陰で予定は狂い、スプリングエフェメラルの観察は中止、そんな部分では残念な結果になった。
3~4日も前に市立図書館へ予約申し込みしてる西加奈子の『漁港の肉子ちゃん』なのに、一向に連絡が入ってこない。 痺れ切らせて図書館のマイページ開いてみると、市内図書館に20冊あるこの本は全て貸し出し中だし、私みたいな待機中も10数名・・
雨の合い間を縫って書店へ入る。
先ずは「漁港の肉子ちゃん」を買い、他に面白そうなの無いかなとウロウロ。
目に留まったのは動物行動学者のエッセーで、どんな内容かと立ち読みを決める。
その始めの部分に以下のような内容があった。
*人間以外の動物では、雄の方が派手な衣装を纏っている。 多くの動物では雌が
雄を選ぶから、必然的に雄が派手になる。
確かにその通りで、ライオンしかり野鳥しかり、圧倒的に雄の方が派手で美しく思える。 雄は雌に選んで貰わねば子孫が残せないから、彼等は命を懸けて雌にアッピールすると同時に、同性どうしの闘争にも負けてはおれぬという過酷な毎日を過ごさねばならないのだ。
立ち読みだから、そして作者は動物行動学者だから、人間にまでの言及は見当たらなかったけれど、“人間以外の動物では”という彼の言質からすると、人間では女性の方が派手で美しいと認めてる事になるわな。
私も常々、なぜ人間だけは女性の方が美形なのかという疑問は感じているけれど、
この数行でその疑問は半分ばかり解けそうに思う。
つまり人間の場合、進化の過程で何処かが捻じ曲がって逆転?し、女性は選ばれる地位に落ちてしまったと考えられないだろうか。
よって選ばれる側に回った女性たちは雄の小鳥たち同様、美しく装う必要に迫られたのである。
今の世の中、男性が女性に向かって「綺麗ですね」とか「可愛いですね」なんて言おうものならセクハラ扱いになりかねない。
それって人間の進化方向や人間行動学を否定することになるから、本末転倒と言えなくもない。ただし、雌性は唯一の雄性を求める傾向が強いことも考え合わせると、そこんとこは難しい。