28日(水)、1週間もかけてレイモンド・チャンドラーの『ロング・グッドバイ』を読み終えた。 600ページの長編だから、文庫本とは言っても重くて腕が疲れるから集中し難く、こんなのは分冊にして欲しいと何度も思ったものだ。
翻訳者村上春樹に言わせればレイモンド・チャンドラーの最高傑作であり、今や準古典小説として輝きを失わない作品だと大いに持ち上げてはおるが、そりゃあ自身の翻訳もんだから当たり前と言えば当たり前の宣伝文句ではある。

前回読んだチャンドラーの『さよなら 愛しい人』同様、私立探偵マーロウの、報酬にもならず痛い目にだけは遭わされる活躍が描かれたものであって、いわゆるハードボイルドに属する読み物だ。
小説の中で起こる幾つかの殺人事件の顛末は複雑だし手間のかかる小説だから、何度も最初のページにある“登場人物”を確かめつつ読む必要もあって、この手の本を読み慣れた読者でないと内容を掴み切るのはいささか難しい。
ただ作者(や訳者)の独特な言い回しや比喩の類は実に愉快で、何処かにメモ残して置きたい気にさせる。 そんなのは我々日本人が日常用いる言葉や文章には全くそぐわないから、余計に面白くうつるんだろうけれど。
「さよなら 愛しい人」が男性の純情を描いてたのと同じように、この「ロング・グッドバイ」でも男性の止むに止まぬ一途さ、そんなのを描き出してるように思う。
だがしかし、読み終えた私は村上春樹と違って「さよなら 愛しい人」に軍配を上げる。
もう1冊チャンドラーの『リトル・シスター』が手元にあるんだが、同じようなのを続けて読むのは考えもの、暫く先まで置いておこうか。
多くの銭湯は水曜日が定休、午後のバス便で“しあわせの村”へ出向いて温泉を決め込んだ。 とは言えお風呂だけではモッタイナイから、堂坊池からテントサイト周辺を歩いて鳥を・・
前日より更に気温は高く、ゆっくり歩かねば暑い。
ハクセキレイにジョウビタキにツグミとくればいつものメンバー、堂坊池では10羽ばかりのオシドリにカワウ。
夜間の内にそこそこの雨が降る予報だったから、冬の渇水も幾分か和らぐだろうと思ってたのに、風だけで終わったしまったから期待外れ。