22日(日)は940hPの台風接近とあり、何もかもハナから諦めて起き出す。
とはいっても、まるまる2日間も閉じ込められてたのでは精神衛生上にだって良くないし、21号の進路はやや東へ傾きそう、雨に濡れずに行けるところは・・と頭を巡らす。 そう、我が家の近くから“しあわせの村”行きのバスがある、それに決めた。
人の考えることは似てるもの、11時の村は家族連れでそれなりに賑わっておる。
久しぶり、先ずは広い浴槽に身を沈め、次は手足に塩をなすりつけてスチームサウナで汗を絞り出す。
お風呂を出たらビールが普通なんだが、只今“機会飲酒挑戦中”なもんで“しあわせの村弁当”をお茶で飲み下す。 ここの弁当、おかずの品数が多いのは大いに結構なんだが、ビールやお酒向き? どうも味が濃過ぎる。
弁当を終え、カバンから小説を取り出す。先日買って貰った『わたしを離さないで』

ノーベル賞作家の作品だし、450頁に及ぶ長編とあり、ここはしっかり腰落ち着けて取り掛からねば挫折しかねないと、気合い込めてページをめくる。
まだ100頁しか読んでいないから、内容を云々できる段階じゃ勿論ない。
ただ、ヘールシャムなる施設で暮らす子どもたちと保護官の日常が淡々と描かれる中、今に何か起こりそう・・そんな予感を与える。
突然、近くに座ってられるご婦人が大きな声でケータイにしゃべりかけた、「えっ、バスが止まってる? 台風で止まったの!」
ドキッとする。
実は私の小銭入れには、お風呂代・弁当代・コーヒー代を合わせて2,000円しか入れてないのだ。 もちろんビールなんかに手が出せぬよう自縄自縛、バスが動かねばタクシー代なんか何処からも出ない。
ケータイ終えたご婦人に「ここのバスが止まったんですか?!」
いえいえ、今のは姫路の娘からで、どうやら神姫バスが大幅に遅れてるらしいんです、と。 15時、そう言えば風も強まってきたので、上手い具合にやって来たバスに乗る。