10日(火)、午前中に所用を済ませて角田光代の直木賞受賞作『対岸の彼女』を読みふける。 これまでに読んだ彼女の作品は「八日目の蝉」と「紙の月」の2つで、両者とも映画も観たのだが、前者は夫の不倫相手が産んだ赤ちゃんを誘拐して逃げ回る女性の話だったし、後者は勤め先の銀行から多額のお金を着服して若者に貢ぎ、逮捕が迫ると東南アジアへ逃げ出す女性のお話しだったように記憶する。

多分両者とも、男性読者にとってはそれほど関心を惹くストーリーでもなかっただろう、以降私も角田光代から離れてしまってたのだが、どうも適当な小説が見つからず、これも650円かけて購入したものだ。
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陰湿ないじめが多発する女子高校で、そのいじめを極端に恐れてるA子と、そんなことは全く気にしないかのように振る舞うN子の物語に、成人し、小さな会社を営むA子と、偶然そこへ職を求めてやってきたS子を重ねあわせて小説は展開する。

友情と亀裂、そして亀裂にみえるが実は奥底で繋がり繋がろうとしてる女性の姿を描いたもので、結構ハマって読んでしまった。

改めて角田光代の作品群を見回すに、各種文学賞をさらえ取ってることに気付いたから、ここはひとつまとめ読みしてやろうかなと思う。