4日(水)の最高気温は22℃程度との予報だったから、前夜寝る前、ここは一丁長距離歩いてやろうとコースを描いた。 ところがどうだろう、なかなか眠りに落ちず朝は寝不足がひどいから、距離をグッと縮めて9時に家を出る。
あくまで今回は“歩く”が目的、出来るだけ花にも実にも目を向けないように心掛ける。
板宿駅から板宿八幡神社、縦走路を東進して高取山という歩き慣れた道だ。
板宿八幡までの小さな登りで既に汗、やはり睡眠不足はいかんなあと思いつつ歩いててふと気付けば、不思議と足が軽くなってるのだ。
縦走路へ出て横尾団地へ下り、妙法寺前を歩く。 体調が優れない折はここで迷うことになる、ほんとに高取山へ登る?と。
しかし今回は全く迷いなく登山道に取り付く。
後ろから若いペアが追いつき追い越した。 歩き方見てると決して経験豊富と思えないから、オッシャー、何処かで追いついてやるぞと久しぶりで“負けん気”が起きる。 追っ駆けてる内に、間違いなく私より高齢の男性が後手を組み、あたかも庭を散歩してるように歩いてる。
先ずはそのご老体を追い越さねばお話にならないと、追う。
が、一向に距離は縮まらないばかりか、かえって水をあけられる感じがし、しかも飄々と歩いてるから難儀だ。
結局ペアさんもご老体も捉えられぬまま11:30山頂の荒熊神社に着いた。

残るは下り一方、リュックからカメラを引っ張り出す。
後で気付いたけど、これはホソバアキノノゲシ(キク科)に違いない。 汗かいた身体に風は冷たく、思わず袖を延ばしてボタンでとめる。

来年の元旦、ここで振る舞い酒飲めるかなあ。
朝、友達から電話があって、お前のblog、酒の話しばっかりやなあと笑われる。
確かに飲めぬとなれば余計に恋しく、術後はいかんだろうが術前なら少々構わんのじゃないの?と思ってしまう昨日今日。

秋の雲、高い。 この雲を見ながら“おにぎり&あんぱん”、それでも食塩3gだから打つ手も無い。

森の珊瑚。

高取神社の急な階段を下る途中、プロパンガスのボンベを担いで登ってゆく少年に出会った。 月見茶屋脇の広場でおにぎりを食べ終えたところへ、またその少年がボンベ担いで通り掛かり、重さに耐えかねてか一旦地面へ降ろした。
思わず私、そのボンベ何キロあるんですかと聞けば、液化ガスが満タン入った状態で24~25㎏、これは空になったのを持ち帰るので13~14㎏ですと。
満タンのを高取神社まで持ち上げるのは大変なんですが、空のを持ち帰るのはずっと楽ですと笑顔で答えてくれる。
運搬代貰ってるのと問えば、まあ運賃は頂いてますと明るい返事が返って来る。
しまった、たとえアンパンの1個でも残ってれば、たとえ缶ジュースの1本でも持ってれば彼に手渡すのにと、大いに残念な思いした。
気持ち良い笑顔で、有難うございました、さようならと、ボンベ担ぎ上げて立ち去った。 あんな子どももってる親って幸せに違いなく、恥ずかしながら薄っすら涙が出る。
山では負けたが、この少年のお陰で実に気持ち良い半日が過ごせた。