8日(土)は歯科での“そうじ”、 半年に一度などすぐに回って来るから鬱陶しい。
電車に乗って汗かきながらDCへ入ると、幸いすぐに順番が回ってきたのは良いが、
2人いる歯科衛生さんのうちアカン方の方に当ってしまった。
そうか、土曜日はこの人だったんだと後悔しても既に遅く、もう二度と土曜日なんかにしないぞと心に決める。

いい方の衛生士さんは30分近く掛けて丁寧に歯石除去してくれるのに、アカン方の衛生士さんは10分も掛けずにサラサラっとやっただけで「はい今日はこれでいいですよ」、しかも料金は同じ3、000円とくれば、首傾げたくなって当たり前じゃないか。

とにかく暑い、エアコン効いた喫茶店に入って読みかけの文庫本に目を通す。
Hさんから回して貰ってる朝井まかてなる変な名をもつ作家の「花競べ」で、育種を生業とする江戸時代の市井職人を描いたもの、いろいろな草木の名が出てくるから、植物観察を趣味とする者、目通しして損はない。
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ただ、小説としての完成度は低い?から、いろんな事象が散りばめられてはおっても特段ハラハラする場面は無いし感動する部分も・・・ かな。

小説の中にムラサキシキブやエドヒガン・サクラソウなどに混じってヒャクリョウ(カラタチバナ)が出てくる。 このカラタチバナは文化文政期に人気を博し、手にすればたちまち百両の値打ちに跳ね上がるという投機対象だったところから百両と呼ばれるように云々とあるが、もちろん小説の中のことだから真偽は分らない。

ただちょっと調べてみたところ、古来より赤い実をつけるマンリョウ(万両・サクラソウ科)やセンリョウ(千両・センリョウ科)にカラタチバナ(百両・サクラソウ科)・ヤブコウジ(十両・サクラソウ科)・アリドオシ(一両・アカネ科)は正月の縁起物として人気が高かったのは事実みたいだ。

もっともセンリョウは江戸時代終盤まで仙蓼の文字が当てられておったらしいから、
『千両・万両・有り通し』なんて言われ始めたのは江戸時代末期か明治に入ってからかも知れない。
では何故マンリョウが上でその下にセンリョウがくるのか? センリョウは葉の上に赤い実を結ぶから鳥に喰われやすいに対し、マンリョウは葉の下に実をつけるから長持ちする・・  もうどっちゃでもよくなった。