20日(火)、月一回の「草の観察会」に参加させて貰った。
観察場所はつい2~3週間ばかり前に定例観察会が行われた“須磨海岸”周辺ではあるが、定例のと草観では対象となる相手が違うから、きっといろいろ収穫あるだろうなとは誰もが期待しつつ集まったに違いない。
朝から暑い。 でも私は集合時刻より1時間近くも早く着き、「予習」しながらウロウロしたのが失敗、参加者20名が勢揃いした10時にはもう涼しい場所へ行きたいと思ってしまう。。。 Y師匠にM嬢が『草ワールド』を繰り広げて下さるのだが、植物観察グループに所属すること6~7年にもなる老練な私、護穎(イネ科種子の部品)なんて深海へ潜るのは上手に避け、ひたすら水面でプカプカ浮かんでるのを旨とス。
チチコグサとウラジロチチコグサなんて分ってたツモリなのに分ってない。
葉が細くて長いのがチチコグサ(キク科)、幅の広い葉をもつのがウラジロチチコグサ。 チチコグサの花は茎の先端部にのみつくが、ウラジロチチコグサでは葉腋から出た枝にも花を付ける。

まあそれは良しとしよう、タチチチコグサでは葉は細いがチチコグサより葉身短く、
これも枝先に花を付けるし、チチコグサモドキでは全体に毛が多いから灰白色に見え、葉の質は薄い、もちろんキヌゲチチコグサもありとくれば老練も形無しである。
アメリカネナシカズラ(ヒルガオ科)の果実には2本の柱頭部が残っておる。
因みにネナシカズラでは1本だという。

そのアメリカネナシカズラの虫こぶ(ネナシカズラツルコブフシ)を割ってみれば、マダラケシツブゾウムシなる昆虫の幼虫が動いてた、2匹いるわ。

暑い中、何事か分からないけど熱心に観察してる。 草刈りが入ってればスーッと前へ行くはずなのに、それが動かないから難儀極まりない。

とにかく日差しが強いから、ついつい腕まくりしてたらすっかり日に焼けた。
私はシャリバテ状態、早く須磨浦公園へ向かって欲しいのにこんなだから、ハラヘッタ―を繰り返してたところM嬢、酸っぱいアメ出して下さり命拾いする。

このコウボウシバ(カヤツリグサ科)では先端に雄花序が付き、その下に雌花序がついてて充実した種子が稔ってる(雌雄同種で雌雄異花)。 対してコウボウムギ(カヤツリグサ科)は基本雌雄異株、しっかり覚えろよと激励される。

ヨツバハコベ(ナデシコ科)なんて初めて聞く名前だが、とっくの昔にこの須磨の地で初めて観察されたものらしい。

須磨浦公園の日陰でやっと弁当。
夏はどうしても早起きになるからお昼までが長い・・・おまけに貯蓄が少ないものだから、シャリバテは致命傷になりそう。
今回はFさんからメキシコマンネングサ(ベンケイソウ科)を教えて貰う。
4~5個の葉が輪生しておる。
まだまだいっぱい解説して頂いたが、何もかもと欲張っては元も子もなくなる、欲しがってはいけないと知ってるのも老練のなせる業。

一応の観察会を終えてJR須磨駅へ向かう。
その途中、すごいナワシロイチゴ(バラ科)の実! 残念ながら手は届かなかった。

午後2時過ぎかな、JR須磨駅で解散。
暑かったから疲弊してはおったのに、どうしてもこの日の内に解決しときたい事柄が出来たから東へ歩く。 それはカタバミ(カタバミ科)とオッタチカタバミの違いをしっかり捉えとこうというもので、両者共に街中歩道にあるだろう。
Yさん・Fさんによればカタバミの葉は互生しており、

果実の横断面は“さくら”。 なるほど稜が丸っぽいのかな、サクラの花の形だ。

対してオッタチカタバミの葉は一ヶ所から2枚ほどが出てて、

果実の横断面は“星型”だと。
この写真では良く分らないが、果実にある稜の形が違ってるようだ。
このあたり十分じゃないから、今日以降気を付けてルーペしたいと思ってる。

いやいや、途中でフーッと息ついて笑われたほど濃厚な時間を過ごさせて頂いた。
「濃厚」は苦手だったのに、ここ2~3週間濃いめを好むようになったかな? ハイボールはずっと前から濃いめだったが。