ムシに鳥に植物を混ぜ合わせて観察できるから、まさに三種混合ワクチンみたいな“近探”に参加させて頂いた。
集合場所はJR新三田駅と少々遠いけれど、今時分の朝は早くから明るいのでそれほど苦にはならない。
8:40頃だったかな、JR新三田駅前へ降り立てば、早速小鳥たちの声が聞こえてくる。 慌てて双眼鏡にコンデジ引っ張り出してそれを追う。
どうやらセキレイの仲間の♀或いは幼鳥といったところだろうが、今まであまり見たことの無い色だし、よく見掛けるセキレイと一緒だったから、ここは幼鳥としといた方が近いかなと・・・

車に乗せて頂き、母子大池方向へ向かう。
小形大正池みたいな雰囲気ある溜池前で車を降り、母子大池方向へと歩き始めた。 先ずは「ミヤマカワトンボ」で、これは♂だと後ほど分った。

♀は羽根の後方に白い斑点があるのだ。

ヤブツバキ(ツバキ科)についてた巨大な虫こぶ? 遠目ではモリアオガエルの卵かと思えるくらい大きい。

これはその後に見つかったもので、下方が破れたみたいになっておる。
しっかり調べるべきなんだが、今日のところはここまで。
翌朝あれこれ調べた結果、これは虫こぶじゃなくってモチ病に罹患したものらしく、
葉に菌が入って悪さしてるとか。

見応えあるヤマイバラ(バラ科)の花。

雄しべは雌しべに寄り添ってるから、ひょっとしたら自家受粉なのかなと思ったり。

昨日教えて貰ったメギ(メギ科)の葉っぱに良く似てるのに棘が無い。
そうだ、これがカナクギノキ(クスノキ科)の葉なんだと改めて確認する。

遠くて良くは分らないが、この葉の状態からしたらゴンズイ(ミツバウツギ科)が近いように思える。 羽状複葉ならニガキ(ニガキ科)もそれだけど・・・

ヒトツバハギ(トウダイグサ科)だそうだ、私には全く分らない。

今日2匹目のヘビで、最初は明らかに銭形模様のマムシだったが、これは何処にでもいるアオダイショウのような気がする。
因みに日本で一番恐れられてるヘビはハブだろうけど、マムシはその3倍もの毒性をもってるから要注意だ。強い痛みと内出血を伴い、殺傷能力はトップ。
アオダイショウの模様はそのマムシへの擬態とも考えられている。

樹皮がサクラに似てるサクラバハンノキ(カバノキ科)を教えて貰った。


これはサルナシだろと思ったら、Tさんからウラジロマタタビ(マタタビ科)と訂正が入った。 なるほど葉の裏は白っぽい。


ヤマモモの幼木だろうかと見てたら、なんのナツトウダイ(トウダイグサ科)だと。
左の葉など、私は苦労して苦労してヤマモモを思い描いたのに・・・

午後2時、母子大池へ届かないまま引き返すことになる。
虫の同定を行って放してやる。 可愛いとか綺麗とかの声は聞こえても、まだまだ私にとってのムシはグロテスクに映り、実際腕の二か所を噛みつかれて痒い。

頭上にイヌブナ(ブナ科)の大枝がかぶさってる。

如何にも毛が多そうで、ルーペで観たら葉の裏も鋸歯周辺も毛でふわふわする。
鋸歯は目立たず波打つ程度、側脈はブナより多い。

アオハダ(モチノキ科)の花は終盤を迎えている。ウメモドキの葉に似てるわな。。

葉の裏はテカってて、これはアオハダの特徴として頭に叩き込んでおかねばいけない。

Oさん、しきりに「ササが枯れてるな」を繰り返されてた。
なるほどよく見れば実を付けてるものが目立つから、何十年振りかで開花結実して一生を終えようとしてるのかな?

昨日は迷いに迷ったオオコマユミだったが、I さんから重要な見分けポイントを教わったので、次回はエラソウに教えてやらねばなるまい。
三種混合ワクチンは良く効いた。