24日(水)は朝9時から寄り合いがあって出席。
再来年の自然観察会コースを検討しようというもので、10人が額を合せた。
沢山のメンバーが集まったこと自体嬉しい現象だが、当然いろいろな角度から意見が出るからなかなか纏めるのは大変で、制限時間いっぱいの3時間を費やしてやっとこせT班長さんの顔に安堵の微笑みが浮かんだ。
6人でお昼食べ、のちS姉を訪問する。
それを短時間で終えて今度は理髪店。 ところが1時間半待ち・・ それは敵わないから後日にして帰宅したら既に1日の半分以上を消費してしまったことになる・・・
読みかけてる本のページを繰る。

新書だから、もちろん我々一般読者向けに工夫はされてるんだけれど、著者が薬学専門の博士とあれば“亀の甲”も出てくるし、難しいカタカナ文字の化学物質名も多くて理解出来ぬ部分は少なくない。 しかし、何故植物はこれほど沢山の化学物質を合成し、我々人類に『薬効』を提供してくれてるのか、著者の言いたい部分だけは充分に伝わってくる。
我々の身近で生育してる植物の実に多くが、漢方薬としてはもちろん、西洋においても極めて広範に利用されているし、特に西洋医学の分野では、薬効を現わす成分が一体何なのかを突き止めようとする科学が急速に発達した経緯がある。
「薬」という意味で植物を利用するのは人類だけだが、実はアフリカでチンパンジーの生態観察を行っておるチームの報告によると、普段口にすることがない苦味の強いキク科植物の髄液を飲んでるところが観察できたという。
この植物が含んでる化学成分を分析したところ、寄生虫の産卵を抑制する作用のあることが分ったらしく、チンパンジーも経験的に植物の薬効を知ってることになる。
ホモ・サピエンスが地球上に現われてまだせいぜい50万年であるに対し、陸上植物は5億年、その祖先とされる藻類30億年の歴史からすれば、植物はこの長い長い歴史の中で色んな戦略を立てて実行に移す期間を持ち得てたことになる。
『動かない一生』を選択した植物は、極めて重要な2つの戦略を編み出した。
そのひとつはもちろん太陽エネルギーを化学エネルギー(デンプンなど)に変換する光合成であり、今ひとつは、様々な外部からのストレスに対する防御・忌避のための化学物質合成だ。
具体的なストレスとは捕食者・病原菌・競合する植物・紫外線・活性酸素なんかが代表的なものだと言えそうで、光合成は最低限生きるための一次代謝、後者はより良く生きるための二次代謝と著者は位置づけている。
その二次代謝産物の多くが強い生物活性を示すところから、我々人類に無くてはならぬ薬効を提供することになる。
例えばハシリドコロ(ナス科)に含まれるアトロピンは、人間を含む動物の副交感神経を遮断する強い生物活性を示すから、これを食べた動物は心拍数が増加し、瞳孔は散大して目は見えなくなり、目まい・幻覚が生じる。 よって一度これを食べた動物は、二度と近付かなくなるなるだろう。
しかし人間はその生物活性を利用して、抗痙攣剤として用いるという具合だ。
病の多くが活性酸素に起因すると言われる現在、ポリフェノール(タンニン・アントシアニン・フラボン・カテキンなどの総称)などの抗酸化作用を持った物質の研究が急務だと思われる。 そして赤ワインはポリフェノールの宝庫。。。。。
我々人類、一次代謝産物であるところのデンプン・タンパク質・脂質を横取りし、二次代謝産物で健康を守り回復させようとしてるんだから、まさに植物サマサマと崇めとかねば罰が当たる。