24日(水)は映画『ヒマラヤ-地上8000mの絆-』を観に行こうと予定してたのに、日中で一番暑い15時に家を出なければならないとあり、挫けてしまった。
結果、終日閉じ籠って本、思えば随分怠け者に成り果ててるのである。
読んだのは先日お借りした、宮下奈都の『羊と鋼の森』。

題名見ただけでは、一体何をどう扱ってる小説なのか分からないが、読み始めればすぐにピアノを指してるんだと呑み込める。
鋼とはピアノの弦、羊とはその弦を叩くフェルトで、このフェルトは羊毛を加工したものらしく、更に森とはピアノ本体を形作る木を示してるようだ。
しかし私には、ピアノから流れ出る音たちが、山深い田舎で育った主人公にとっては、森が奏でる自然なざわめきに映ったのではなかろうかと感じる。
進路を決めかねていた高校生が、ふとした偶然で体育館で行われてるピアノの調律に出くわし、その色に魅せられて調律師の世界に分け入る物語だ。
帯には2016年の本屋大賞とあるが、少し前に読んだやはり宮下奈都の「誰かが足りない」同様、抑揚が無くって平板に過ぎる? 如何にも女性作家の女性向き小説という感想になってしまう。
図書館から3度も4度も電話が入ってて、やっと受け取りに行けた。
手元に3冊の長編がたまってしまい、どれから手を付ければいいかと迷う。
着信履歴が残ってるから、そう何度も連絡いただかずとも良いんですがと館員さんに伝えたところ、小さな声で「そうもいかない方もあって・・・」 お気の毒である。
そう言えば図書館に、予約しておきながら取りに来ない冊数が数千冊にもなるなんて掲示があった。