瀬戸内式気候だから、冬は暖かく夏涼しいはずの神戸なのに、街中の気温は我慢の限界を超えてい、誰かの呼び出しを受けぬ限り部屋から出る気にもならない。

私が知ってる範囲で言うと、気温の測定法には2種があって、ひとつは通風筒による強制通風方式、いまひとつは百葉箱による自然通風方式だが、いずれにしろ比較的地表に近い部分の空気の温度を測ることになる。
その結果、どうしても照り返しの影響を受けて気温は高くなってしまうから、アスファルトやコンクリートの道路に面してる一戸建ての家では、室内温度は気象台の測定値より高くなる場合も多く堪ったものじゃない。

幸いマンションの9Fは、そんな照り返しの影響が小さいのか、私の部屋の外側に吊り下げた温度計はせいぜい32℃止まりと有難い。
しかしその分地上に降り立った時の暑さは格別、ついつい出無精になってしまうのだ。

これ、あまり面白くないよと言いながら貸して下さったものだけど、薄くてササッと読めそうとあって文庫本に目を通す。
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美味しいと人気の「ハライ」なるレストラン、そのレストランに予約を入れ、入店するまでの6組のお客さんの物語。 やはりイマイチ面白くない。

6組6編の短い物語の中で、ひとつ身につまされたのが“予約2”だ。
認知症が出始めた、既に夫を亡くし、単身で生活してる老女の話しで、長男一家が温かく見守ってくれてる中で、自身の言動に自信を失ってゆく・・・
辛いのは、
「最近、どんなニュースがあった?」
「おかあさん、最近、何か変わったことあった?」
「おばあちゃん、もしかして頭が痛いの?」
などと、認知症の進行具合を心配する問いかけ。

老女、
「ハライは特別なレストランなの。おとうさんとふたりで行くわ」