28日(木)はどうしても歩いておきたい日だったのに、何故か前夜は眼が冴えて殆ど眠れなかったせいで、朝から『悪人』の下巻にとっかかり、お昼前に読了してしまった。

主人公で土木作業員の清水祐一は、特段の殺意を抱いてた訳ではないのに、一種のなりゆきで出会い系サイトで知り合った佳乃を殺してしまう。
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最後の最後、警察に捕えられた彼、
仮に自身の罪が重くなっても、心を許しあって逃避行に付き合った女性光代の今後に思いを馳せ、悪人にならなければならなかった・・・

小さい時分に母親に捨てられ祖父母に育てられた祐一、そんな影を背負ってなのかいささか暗く、しかし朴訥にしか生きられぬ祐一、通い続けた風俗店の女性にまで裏切られる祐一。
対して金持ちのぼんぼん大学生やそれを取り巻く仲間たちに、貧しくつましい生活を送る祐一の祖母に高価な漢方薬を売りつける闇社会。

本当の悪人って誰なんだ? 単純に言い表すとそんなストーリで、特別ハラハラドキドキしたり感動する場面も無い、ように感じたから、世の中に“賞”が多過ぎやしないかと、自分の読書能力を棚に上げて終了。