29日(月)、朝からどんよりした空模様に加えて風も強い。
前日の「この指とまれ」参加時、森林植物園で撮られたトラツグミの美形に魅せられ、空さえ好ければ出掛けようと思ったけどこれじゃあ駄目と諦める。
ならば回ってきた本だ。

オーストラリアの片田舎で、アフリカ難民サリマと日本からやってきた女性ハリネズミが、現地の英語学校やスーパーの精肉現場を通じて心の交流を深めてゆくストーリー。
この2人の女性に共通する不運・悩みに加え、もちろん人種差別や偏見も重なるのだが、だからと言って不平・不満に埋もれてしまうわけでなく、「違う」自分を掴まえようとする女性の力強さも物語られている。
ただ私、この小説から特段の感動を得た訳じゃなく、ただただ「言語」って、人が持てる最大・最強の武器たり得るかもと教えられたような気がする、そんなとこで、男性読者には物足りぬ(だろう)。