つい最近手にした本がある。
「オウム」を扱ったことで俄然注目された森達也が、今最前線で研究に没頭してる生物学者や物理学者に脳科学者と対談し、人なるものの根源を問う対談集とでも言えようか。

11章からなる構成で、私は未だ2章目へ踏み込んだだけとあり、ここで概観などとても出来ないけれど、1章からいきなりダーウィンの進化論に対する我々素人の誤解へと立ち入ってくる。
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ラマルクの「用不用説」を否定したのがダーウィンの「自然選択」と「適者生存」だと理解してた私にとって、実はダーウィンも獲得形質の遺伝から抜け出せていなかったのが先ずの驚き。
しかもしかも最新の研究によれば、“努力”が環境に作用し、変化した環境が生物の生き残りを左右する・・ 難しいから2~3度読み返す必要ありと思う骨太だ。

増してである・・・
ダーウィンはガラパゴスでフィンチの嘴の違いから進化を説いたけれど、『そもそもこの世にフィンチを出現させたのは如何なる事象があって?』ともなれば、最前線の学者でさえ言葉を失うのだ。
そこへ宗教やオカルトが入り込むんだろうなる予測は出来る。

私はどこから来て、どこへ行くのか、ホモ・サピエンスだからこそ探りたくなるテーゼに違いなく、久しぶりに面白い本に出遭えたと楽しみにしてる。