地質の勉強をする会があって、去年10月下旬に室戸半島へ出掛けた。
しかしその当時はまだ、岩石や地質に関する知識を全く持ち合わせていなかったから、まあ遊びに行ったようなもので「収穫」は少なかった。
以降、少し地質に係わる本に目通しし、今回の勉強会に参加させて貰うことになった。
観察場所は加古川の上流にあたる闘龍灘。

明日から2日間続けて雨の予報。幸いの好天に恵まれたし気温も低くない。
15人の参加者、早速川原へ降りる。

降り立った岩はデイサイトで、二酸化ケイ素(SiO2)の含有量が比較的多く、マグマが急冷されたため結晶が小さい。

節理。
節理とは岩に見られる規則性のある割れ目をいい、溶岩が冷える際、空気に触れる面と地面に接する部分で微妙な圧力差や温度差が生じることで走る割れ目だと聞く。 玄武洞の柱状節理(玄武岩)は全国的にも名高い。

甌穴(おう穴)。
岩体の割れ目に礫が入り、水流でその礫が回転して岩体を球状に削り取って生じたもの。なるほどなあと聴き入る。


掘割水路。
舟や筏でヒノキやスギを下流へと運び出すために、岩を割って造った水路。
明治6年、生野銀山で採鉱指導に当たってたフランス人技師の手により完成したそうだ。この水路が完成して後は、上流で筏の組み換えをする必要が無くなったから、随分効率が上がったに違いない。
そうそう、この水路をアユが遡上してくるのだ。

その昔、ここ闘龍灘には鮎料理の店が何軒も並んでおった。
当時私も調子に乗って何度か訪れ、塩焼きにお酒を楽しんだ覚えがある。
しかし今ではすっかり寂れてしまい、お店も2~3を残すだけだ。

ここにアユの仕掛けしてるのも見たことある。
水質も悪化してるに違いなく、鮎料理も下火になってしまったんだろうか。

流紋岩? これもマグマが急冷されたため結晶は小さく顕微鏡が必要。

向う側がデイサイトで手前は凝灰岩。
凝灰岩は火山灰が降り積もって岩になったから、礫や泥を含んでて分り易いかな・・

凝灰岩。大小さまざまの礫を含んでおる。

チャート。
硬くてつるつるした岩石で様々な色があるから、丁寧に磨けば飾り物にもなる。
放散虫や海綿動物の殻や骨片が堆積してできており、SiO2が主成分。
色の違いは鉄分や炭素化合物の含有状態によるらしい。

泥岩。
岩の砕けたものが堆積してできた石で、粒子の大きさにより礫岩・砂岩・泥岩と呼称が変わる。

川原で“河岸段丘”の解説があるもよく解らない。
Nセンセ、その程度知ってるでしょという意識をお持ちなんだろうか「氷河期には海面が下がって云々・・」。。。

そこで向学心に燃える(笑)私はネットで調べるのだ。

①谷間を水(川)が流れ、土砂が運ばれて堆積する。
②地殻変動により地形が隆起する。隆起すると流れが速くなり、更に深い部分を
浸食する。
③これが何度か繰り返されると、何段もの階段状地形が出来る。
*だから、高い段ほど古い時代のものだということになるのだ。
とすると、氷河期とか間氷期とは直接関係無く出来る地形と言えるかも・・・・
神戸層群。
これはまだ日本が大陸と繋がってた3000万年ほども前、古神戸湖なる大きな湖があって、そこへ流れ込んでおった川が火山灰なんかを運び込んで出来た地層だから、いわゆる付加体ではない。

マガモが数羽。

頭が堅くていけない。
思い込み・固定観念が大きく脳みそを占有してしまって融通が利かぬ。
「脳みそかき混ぜ」て欲しい。
ただしかし、前回の室戸と異なり今回は、一定勉強になり得た感じがして「参加に意義」があった。