10日(日)、お昼前に僅か1時間ばかりの所用があって、定例観察会も消防出初式にも参加出来なかった。
まあ今週も結構忙しそうとあり、お借りした本に集中するしか仕方なしと決める。
昨日Hさんから手渡されたのはノーベル賞作家ナディン・ゴーディマの「ジャンプ」。

南アフリカ共和国における人種隔離政策、よく知られるアパルトヘルトを扱った小説だ。
黒人差別で良く知られるアメリカでさえ、1964年にルーサー・キング牧師の活動により「解放」された黒人なのに、この南アフリカ共和国では1948年から1994年まで法的に黒人・カラードを遠ざける法律が存在してたのだ!
南アフリカのアパルトヘイトはイギリスが、貧困ではあるが白人であるオランダ系入植者の子孫の不満を緩衝するために作ったとされる法律とあり、差別も複層化してなかなか難しい。
そんな点、日本における差別構造と良く似てしまうのは人間の浅はかさに他ならないという感想をもつ。
1994年、あのネルソン・マンデラが選挙で大統領になり、表面上は差別が無くなったとはされるけど、アメリカ・日本も同様、そう簡単に片付く訳も無いだろう。