12日(木)、横尾団地の端っこにある横尾山の放置林、7年前そこに完成した「ノジギク園」へ出掛けた。完成したと言っても、全て地元ボランティアさんの汗の結晶で、ここを訪ねるのも4年目になる。
ぐずぐずしてた空もスッキリ晴れ、絶好のノジギク鑑賞。
横尾山の斜面に10数段の段々畑を築き、本場姫路大塩のノジギクを植えたものだと聞いた覚えがある。

今が最盛期とあって、朝からお年寄りが鑑賞に登ってくる。
ノジギクは白花として知られているが、実はキバナノジギクもあって、ここでは混植されているから当然その自然交配種もあるはず、やはりそれもあって、薄い黄色してた。


兵庫県花のノジギクだけど、これだけ交配が進んでしまえば原種の特定さえ困難、こりゃあ県花を変えた方が良いかも知れん。

ちょうどこのノジギク園を管理されてる『よこおみち森もりの会』代表のI さんとお出会いし、いろいろお話を聞くことが出来た。
30数名の会員さんがいるらしいが、実質的に活動してるのは10数名と少数、「あなたもお手伝いしてくれませんか?」と言われたから、「考えさせてください」と答える外無かった、ゴメンナサイ。
ノジギクは、DNAで調べたところによれば160種余りもあって、今現在も自然交配が進んでおるから“これがノジギク”なる決め手とて無いが、敢えて言うなら葉は3深裂してて、基部がハート形(リュウノウギクではくさび形)。

総苞の外片は内片より短く、瓦状に並んでいる。
しかし、似たキクは沢山あるからそう単純にはいかぬ。

これはキバナノジギクで、

この葉も3深裂。

この辺りは広く山林が広がっておった場所だが、40数年前に山はどんどん削り取られ、その土でポートアイランドが出来上がった。
「山、海へ行く」と言われたものである。

右手奥の山は丹生山系だろう。

そんなこんなしてると、何やら重そうな機材が運び上げられてきた。
I さんによると、NHKの取材班がここのノジギク撮影に来るんだと・・・
ほう、それは面白いと居座ることにした。

カメラはSONY製で、レンズはやっぱりCarl Zeiss。
1800年代半ばのドイツレンズ、まだ日本は追いつけてないんだろうか?

こんな高性能のカメラも珍しければ、モニター自体はもっと高性能?
野性ミツバチが身体にくっつけた花粉を丸め、口から出した蜜?で花粉団子を造っておる、幼虫の食料になるんだろう。
一方アブの仲間は吸蜜だけみたいとあり、ノジギクにとってはアブの方が御し易いんだろうか。

殆どテレビを見ない私だから、何処まで理解してるかはさておいて、我が家にあるテレビも2Kと称されるフルハイビジョンだろうか、画素数でいうと207万画素。
今ではその4倍もの画素数を誇る4Kテレビ(スーパーハイビジョン)なるものがあるらしく、2Kの4倍にもなる829万画素とあって大画面になっても絵の粗さが気にならないスグレモノらしい。
今回このノジギクへ訪れたNHK取材班(感触によると、NHK所属は1人だけで他は例の下請けかな?)、来年度以降から順次始める計画の8K、つまり現在2Kの16倍にも相当する3,300万画素TVに向けての撮影らしい。
全国に8Kが行き渡るのは何年も先だろうが、既にそれへ向けた撮影が始まってること自体に驚いた。
NHKさんによると、今回撮影したノジギクはまず間違い無く8KTV予告に使われるとのこと、ここは「よこおみち森もりの会」さんに頑張って貰わねばならぬ。
そうそう、書き忘れてた項目がひとつ。
このノジギク園のキク、花が終わると全て刈り取り、他所で処分するそうだ。
つまり自然交配した種子が園内に散らばれば、何が何だか分からなくなるから、少しでもそんな混乱を防ごうという試みらしい。
その結果どうしても不足するのが腐葉土と養分、化学肥料は与えたくないので近辺の側溝に溜まってる腐葉土を集めて畑に鋤き込む・・大変な労力だ。