9月の終わりだったか10月の始めだったかの新聞で、県や市の行政機関の一部が私のマンション近くへ移転してくるような記事を読んだが、その折は大した興味も覚えぬままに済んでしまってた。
ある朝、いつものように朝食を摂りつつバルコニーへ目を遣り、数十羽のハトの群れが「朝の体操」よろしく右へ左へ飛び回るのを見ててその移転問題を思い出した。
マンション周辺の再開発は進んでるものの、とにかく昼間人口は震災前の3/5に減少し、商店街だって寂れる一方とあって、ここは行政機関の一部移転しか方策とて無しなる判断が働いたのだろう。それはそれで良しとするが、何処へ移転してくるかが私にとって大きな問題だと気付いたのだ。
3年前にこのマンションを購入したのは、JR駅・スーパー・銭湯・図書館・何軒かの居酒屋の5項目が徒歩10分以内のところにあるという条件にほぼ合致したからだった。
100数戸の内残ってたのは2戸のみで、最初は5階のモデルルームに案内されたけど、西も東も建物で塞がり息が詰まりそう・・ そんな感想を漏らしたところ、9階へ案内されて気に入った。
大阪府泉南が見通せ、関空に伊丹、神戸空港を離着陸する飛行機がよく見える。

真南は紀淡海峡に友が島が浮かび、大小の船が行き来してる。

淡路島に明石海峡大橋の一部も望め、

西北西には須磨アルプスの稜線だって見えておる。
ちょっとした盆地で長年暮らしてきたから、この眺望は捨て難いのだ。

さて、行政機関などの移転が記事となった限りは、既に土地の手当ては済んでるに違いない。では何処か? 私の頭をかすめたのは廃校となった小学校跡、ここは神戸市の土地に違いなく、現在は地域振興のために利用されてるが、そんなのお上は何とでもしてしまう。

この校舎は3階建だから邪魔にならぬが、6階以上ともなれば明らかに眺望が妨げられるではないか。確か新聞記事には7~8階建てと書いてあったぞ・・
先日事情に詳しいと思われるHさんと、今一人Tさんに聞いてみて安心、この小学校跡は今後も使用し続けるとのこと、役場の建つ場所はマンションの反対側だと仰る。
念のため27日(水)の午後、その空き地を見に行った。
なるほど、5,000㎡(約1,500坪)ばかりの土地があって、

3~4区画に金網で仕切られてはいるが全部神戸市の土地みたいだ。


ぶらぶら歩いてて気づいたことがある。
なるほど昼間人口を増やして街を活性化しようとしてるんだろうが一方で、この土地は大赤字抱えてるに相違ない地下鉄海岸線「駒ヶ林」駅のすぐ脇、乗客増も睨んでのことだと思わずにおれぬ。
余計なもの造っては補填に追われる行政だから腹が立つ。

確かに商店街ではシャッターが目立ち、業者の入れ替わりも激しい。
こうなった原因は地域自体にもあって、利権が絡んで再開発も思うように進まず、国道2号線で南北が分断されてるのは大きな障害だと察する。

神戸市も兵庫県も20年前の地震を機に、思い切った再開発に着手して、その折にでも行政機関を移転しとかねばならなかった・・ そんなふうに思うのは愚痴かいな。