神戸の市街地から、六甲山地の西部分にあたる400メートルばかりの低山をヒョイと越えれば、そこには信じ難い田園風景が広がっている。
神戸市北区山田町で、丹生山田の里と呼ばれる歴史ある村落は、多くの市民から愛されてる。
10日(日)、その山田の里で定例の自然観察会があって参加した。
神戸電鉄箕谷駅から市バスで約10分(歩いても40分程度)、「七社前」で降りる。
ビジターさんが40名に会員が30名、今回も大勢が集まったから当番班は嬉しいやら眼が回るやら・・・
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この七社神社は、室町時代の様式を残す由緒ある神社だそうで、
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こんな額が掲げてあった。
抱かれた赤ちゃんは応神天皇で、左は母親の神功皇后らしいけど、この辺りの歴史にはとんと弱いから理解が進まぬ。
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その七社神社のすぐ隣には、これもまた古い言い伝えを残す安養寺跡。
少し予習してから、この辺りを歴史散策したら楽しいに違いない。
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田畑の畦道、と言っても往時の街道を歩いてると、太神宮と刻まれた搭が見つかる。太神宮とは伊勢神宮のことで、今では伊勢への道しるべになっており、この搭には現在でも地元の人たちが交代で毎晩、ローソクの火を灯すんだそうだから、丹生山田の里の民度の高さがうかがえるではないか。
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名前だって初めてのクチナシグサ。 ゴマノハグサ科に属する半寄生植物らしい。
とにかく小さい花で近づき難く、この写真でははっきりしない。
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確かに果実はクチナシ(アカネ科)の実に良く似てる。
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山間に広がる丹生山田の里。
一級の酒米「山田錦」がこの辺りで収獲されるが、ほぼ全てが契約栽培だと聞く。
そうそう、ここはキクの名産地でもあって、菊花展に出品されるのも、ここの苗を用いたのが多いそうだ。
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ラン科の植物みたいで、オオバノトンボソウによく似た花や、これまた着生を得意とする花も見つけたが、もちろん私に同定する能力など無い。

真言宗無動寺のすぐ上にある若王子神社も室町時代の古いもの。
神仏が習合してたのは七社神社と安養寺の関係も同じなんだろう。

原野へ降りてきた。
ヘラノキ(シナノキ科)がヘラ状した苞をいっぱい付けている。
兵庫県では唯一ここにだけあるレッドデータランクAの樹木だ。
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解散場所の箕谷駅に着いたから、駅前食堂で冷たいものでも・・と店へ入りかけたところでメールに気付く。
Kさんから「久しぶりで新開地はどう?」 Kさんとは半年ぶりとあって優先。

湊川公園が賑わってる。
こんな下町風景は大好きだけど、
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調子に乗るな
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