16日(木)は「森の観察会」があって、大和葛城山へ出掛けた。
山と言っても観察が主体になるから、今回はロープウェーで山頂直下まで登るラクチン計画だ。

ロープウェーを降りると古い神社が目に入る。
今回出掛けたのは、奈良県から和歌山県にかけて延びる葛城連峰の主峰「大和葛城山」で、南に和泉葛城山・南葛城山と続いている。
この大和葛城山周辺は古墳時代に、葛城一族が支配してた場所だから、その葛城氏を守護する神社が多かったに違いない。

先ずは自然研究路の観察だ。今回の参加者は20名。

いきなり目の前にギフチョウが現われた。
日本固有のチョウで、本州に広く分布するけれど、なにぶん食草がウマノスズクサ科のカンアオイの仲間で、主たる吸蜜対象がカタクリときてるから、そう何処ででも見られるものじゃない。名の由来は岐阜県で採集されたことによるらしい。
蛾っぽいから、私はキチョウの仲間に軍配をあげるけど・・・

幼虫の食草カンアオイ(ミヤコカンアオイかも知れない)がちゃんと咲いている。

過去、カタクリ(ユリ科)の自生地はあちこち訪ねていて、一番記憶に残ってるのは夜叉が池周辺で、あとは伊吹山。

でも、ここまで広大な自生地は見たこと無く!


アカシデ(カバノキ科)はしばしば筋骨系の幹を見せるが、こんなのは初めてで、彼が育ってきた環境の変化は如何ほどだったかと感じずにおれない。


自然研究路を周回し、山頂近くへ戻ってきた。
少し遅い昼食を摂り、綺麗にササ刈りされた頂上へと進む。

大和三山は霞んでて残念。

金剛山、ここもも一度登っておきたいなあ。

5月、ここはツツジで真っ赤に染まる。

下りはロープウェー沿いの道をとる。
結構深い階段が続く上に木の根っこも露出してるから、足元には十分な注意が必要だ。Kさんが膝を痛め、Hさんが転倒し、Yさんの膝も微笑み始めた・・

大過無く下り着きはしたけれど、こんな山中で動けなくなったりしたらオオゴト、
下りにロープウェー使った方が良かったかも知れぬ。
今回も色んなこと教えて貰ったのに、2~3日もすれば忘却のかなただから悔しい。
悔しいけど、まあ1日楽しく過ごせたから悔しさも随分目減りする。
忘れ物その1:白花のイカリソウ(メギ科)
ピンクのトキワイカリソウよりこっちの方がずっと魅力的。

忘れ物その2:ナガバノコウヤボウキ(キク科)
コウヤボウキは1年枝の先端部に花をつけるが、ナガバノコウヤボウキでは2年枝に束生する葉の中に花を咲かせる。これは昨年の枯れ残った残骸だが、コウヤボウキとの違いがよく分かる。六甲山地では見たことない。
