例えばエスカレーター。
関西では右側に歩かない人が並び、歩く人は左側に空けられた部分を利用する。
その細い階段を通る時、今までなら何の躊躇も無かったのに、最近では手摺に手を掛けて歩かねば身体が左右に揺れ、右側の人に当りそうになる。
こんな時、ああすっかりバランス感覚が狂ってしまってると実感せざるを得ない。
一方、以前から私は「下りの山さん」と言われていて、山を下るスピードには自信を持っていたのに、ここ1~2年は膝に負担を感じるようになってしまった。
おまけに登りでさえ、膝と大腿部が別々に動いてる感じがして不安になる。
それが年齢だと言ってしまえばそうなのかも知れないが、先行きどうなるのか或いはどうするのかと考えれば辛い。
9日(木)、そんな脚を今一度試すべく高取山へ向かった。
クサイチゴ(バラ科)の花がいっぱい咲いてて、もう3週間もすれば大きな集合果を味わえそうだ。

垣根からワスレナグサ(ムラサキ科)が顔出している。
副花弁の歯車はハナイバナやキュウリグサ同様5個だが、ヤマルリソウ・ハナイバナみたいに2裂してるから10個に見える。

高取山を下り東山へ登る。
正午の気温が13℃と、山歩きには最適だ。

馬ノ背を渡り横尾山へ向かったのだが、ふと目を上げるとこのコースで見たことも無い光景が広がった。
ん? 認知症が出て、今自分は全然違う場所を歩いてるのかと一瞬・・・

何とまあ、横尾山頂の樹木がバッサリ切り倒されているのだ。夏の暑い時分、ここの木陰で一息入れるのにちょうど良い場所だったのに、一体誰が誰の許可を得てこんなひどい事をと腹が立つ。
これまた驚き! 栂尾山の展望台も丸裸じゃないか!


木の葉の隙間から見える町並みでこそ良かったのに、こうなっては興ざめだ。

小学生や中学生が「山を楽しく」とか「木々を大切に」なんてプレート作ってるのに、
バランス感覚欠いた大人たちがと、またまた腹が立つ。

ササベザクラは雄しべが旗弁化して花弁数が多いことで知られるが、サクラでは雄しべが花弁に変化してるのをよく見掛ける。

この花の緑色した太い雄しべ、一体何に変化しようとしてたんだろう。
植物はとにかく変化が多いけど、生殖器官である花だけは厳格に規律を守っていて、だからこそ分類上最も重要な部分になっているが、どうもそれほど単純ではないみたいだ。

須磨浦公園へ辿り着く。
サクラは花を散らすと、毛虫どもの襲撃を受けることになる。
