先日、タカサゴユリ(ユリ科)が話題になった。
テッポウユリに似て、大きく涼しげな白い花だから、街中では保護されてる場所もあるけれど、ここまで殖えてしまえば害草のイメージを強くする。
 
さて私の理解では、タカサゴユリは一つの果実中にポテトチップスみたいな薄い種子を数100個ほども形成し、これが風で飛ばされて拡散、種子は翌年の春には芽を出して夏に開花して種子形成後一生を終える・・・いわば単年草だから「百合根」はつくらないといった、その程度のものであった。
 
ところが、「雑種をつくる相手のテッポウユリには立派な百合根(鱗茎)があるのに、タカサゴユリが鱗茎をつくらないのはオカシイではないか」と指摘され、ああこれは一度確認せねばならぬと頭の片隅に留め置いていた。
 
29日(金)、所用が出来て山の家へ行くと、庭に入り込んだそのユリが数本咲いている。これ幸いと引き抜けば・・
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ちゃんとしたユリ根が出来ているではないか。
これはイカンとネットで検索し、私の思い込みの大間違いに気付く有様。
『種子は翌年発芽するが、花を咲かせるのは1~2年後である。栄養分を鱗茎に貯め込んで、翌年以降は毎年花をつける場合が多いようだが、如何せんウイルスに弱く、地下で死んでしまうものも多いと想像される』とあった。
思い込みは怖い。初恋もそんなものなんかな?
 
 
折角山の家へ来たんだから、少しは雑草でも引き抜いてやろうとする。
最近我が家を脅かすのはアカカタバミ(カタバミ科)とコニシキソウ(トウダイグサ科)で、両者とも狭い隙間に入り込んで生育するから往生する。
コニシキソウの枝を千切ると乳汁を分泌して指がベタつく。
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北アメリカ原産で、上手く写真に出来ないような小さく変わった花だと気付く。
雌雄異花で、雄花は1本だけの雄しべ、雌花には先端部が3裂した雌しべが見えた。NHKで放映された「コニシキソウ」によれば、受粉せずとも種子を形成する一方、アリに花粉を運ばせて他家受粉で子孫をつくる場合もあるという。
果実が割れて弾き飛ばされた種子は、これまた別種のアリが巣へ持ち帰って繁殖域を拡大するらしいから、厄介な雑草ではある。
 
 
隣家のサルスベリ(ミソハギ科)
中央部に沢山ある黄色い雄しべがつくる花粉は、受粉用じゃなくって昆虫の食餌となるからDNAは含まれていないらしい。サルスベリの省エネ作戦だ。
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受粉用の花粉をつくる雄しべは6本で、長い花糸を持ち、円盤状の葯を付けている。サルスベリの花弁は長い柄をもっているが、この柄のことを爪と呼ぶらしい。
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飛龍寺のヒマラヤスギ(マツ科)。大きな果球を沢山つけている。
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季節が進んで果球が熟すと、鱗片がバラバラに分離して落下する。
その鱗片、スルメによく似てて面白い。
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これ、エノキグサ(トウダイグサ科)かな?
大きな苞葉から雄花序が立ち上がり、これまた大きな苞葉に雌花があったらしく既に果実をつくっている。 いずれにしろ小さな花とあって、フツーのマクロじゃ間に合わない。
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こんな事してる内に大いに蚊に喰われ、デング熱も怖いから中止。
 
アカカタバミ、思い切って除草剤使ってやろうかと思案中だ。