14日(水)も、終日山の家で樵生活を余儀なくされる。
樹木が本年枝(シュート)を伸ばす期間は限定されていて、短いものなら春の20日程度、長いものでも春から初夏にかけての30~40日程度である。
だから我が家の木々も、今やっと伸長を終えたので、枝もまだ柔らかい時期に刈り込んでおくのが楽というものだ。
 
ウメ(バラ科)やレモン(ミカン科)のシュートは、良く伸びたもので40cmくらいかな?
特に梅は、果実に期待していないし、アブラムシ防除のためにも風通し良くしておく。 ツバキ(ツバキ科)も刈り込みたかったけど、剪定バサミの切れが悪くなり、労多くして結果が出ないから、ホームセンターへ買いに行く。
ついつい太い枝まで切ろうとするから、刃が傷んですぐ駄目になる・・
イメージ 1
 
 
 
さて本日はマツ(マツ科)の勉強しとかねばならぬ。
マツは、受粉してから受精に到るまで、何と1年以上も掛かる難儀な植物である。
植物にとっては、受粉すれば速やかに受精して子孫繁栄を図るのが得策なのに、
こやつは自信たっぷり?悠長なもの。
イメージ 2
 
①4月上旬、シュートの根元にふわふわした雄花が咲き、ちょっと揺すれば黄色い  花粉を舞い上げる。しかし、まだ雌花は姿を現しはしない(完璧な雄性先熟)。
 
②4月下旬~5月中旬、やっとシュートの先端部に紅色の雌花(球果)がつく。
 この頃、他所から風に乗ってきた花粉を受け入れることになる。
 
③5月下旬~6月、マツの葉が伸び、球果の色は緑色に変わるけど、何故か球果  (松ぼっくり)の生育は遅々として進まぬ。(受粉はしたものの、花粉中の精核も未 熟ならば、雌しべの卵細胞も未熟とあって、両者共々距離を空けて待機する)
 
④8月下旬、球果は茶色っぽく変色。大きさはさして変わらないまま。
 10月に入っても、際立った変化は無い。
 
⑤翌年4月、受粉からちょうど12か月(1年)経過するも、球果の大きさは旧態依然 に近い。
 
⑥5月~6月、球果の肥大が始まる。
 (う~ん、やっと卵細胞と精核による受精が完了? これが刺激となって果実が充 実し始めるのかな?)
 
⑦10月、球果の肥大が止まる。
 
⑧11月中旬、球果は成熟し、乾燥し始めるから、やっと松ぼっくりらしさが整う。
 
⑨12月、松ぼっくりが完成し、種子散布が始まる(受粉から既に1年半)。
 
 
ちょうど今時分、3代に亘る松ぼっくりが観察できる。
2年前の、種子散布を終えた松ぼっくりは樹脂を沢山残しており、BBQの炭熾しの際に大変役立つ。