1日(木)は朝から20℃近い高温に加えて、左足親指の爪が青くなってきてるから、近くの林に時間を掛けて歩くことにした。
「植物観察」出来る目は持っていないので、一人の時はどうしてもサッサと歩いてしまう。そこで今回は幾つかの目的をもって家を出た。
(最近読んでる本から得た知識が、スルリと抜け落ちないようにする目的・・)
 
早速目に入ったのがこれ。
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サボテンはCAM植物のひとつで、極めて少ない水で、しかも他の植物とは異なる時間帯に光合成を行っている。CAMとは、crassulacian(ベンケイソウ型の) acid(酸)
metabolism(代謝)の頭文字で、ベンケイソウ型有機酸代謝植物の意であり、夜間に気孔を開いてCO2を取り込み、炭素固定を行ってリンゴ酸などの有機酸を生成しておく。昼間は気孔を閉じ、この有機酸を分解してデンプンを合成するのだ。
高温で乾燥した砂漠などでは、昼間に気孔を開けばたちまち水分を失うから、気温の下がる夜間にCO2を採り入れる知恵をもったのだ。
因みに、CAM植物が乾燥重量1gを合成するに必要な水は40~150gであるに対し、C3植物やC4植物では250~950gを要するという。
 
 
ツタバウンラン(ゴマノハグサ科)の花が咲き終わると、何故か茎は暗い場所へと伸びるから、果実は石垣の隙間などへ潜り込むと聞いた。
なるほど潜り込んでる。
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その茎を、そっと引っ張り出す。 しかし、これが果実なのかどうか、余りにも小さくて今回は確認できなかった。
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今、道端に沢山のナガミヒナゲシ(ケシ科)の花が咲いている。その雌しべに目を向けると、これは7裂してると理解して良さそうな感じ・・
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そこで、出来たての若い果実をナイフで切る。
鋭利なカミソリならもっとはっきりするのだろうが、7部屋に分かれているみたいだから、7心皮から出来てるのかなあ。。 今後は必ずカミソリ持参で出掛けよう。
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グミ(グミ科)も
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ヤマモモ(ヤマモモ科)も、放線菌と共生し、放線菌からリンの供給を受けている。
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植物の3大栄養素は窒素・リン・カリだけど、どうもリンの吸収は苦手?とあって、植物の8割方は放線菌と共生してるらしい。
 
 
上手く写っていないがオランダイチゴ(バラ科)の花。
良く見ると、中央部に数十本の雌しべが林立し、その周辺に雄しべがある。
この雌しべのすぐ下に子房があって、小さな小さな果実をつける。その果実があの粒々なのだ。そこで我々が食べてるのは、この小さな子房をいっぱい付けてる花床(花托)なのである。
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ヒメコウゾ(クワ科)の雌花序で、紫色のは全部雌しべとあって、やはり集合果を作ることになる。
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高取山を越え、鵯越森林公園を抜けてしあわせの村に入ったのが12:20、白いベンチに腰掛けて弁当を広げる。
この広大な緑地を独り占め、実に爽快ではないか!
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高い所にトチノキ(トチノキ科或いはムクロジ科)の花が咲き始めている。
遠いので、写真はネットから持ってきたけど、花の斑点は黄色から赤へと変化し、若い黄色斑点は多くの蜜を蓄えている。マルバハナバチは、その黄色い花へと集中的に集まるが、ハナアブは色の違いが分からないものだから同じ頻度で訪れる。
トチノキはマルバハナバチを贔屓してる。
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続く・・