24日(金)は雑用あって外出できないので、以前Kせんせから戴いた平凡社発行の「植物の生活史」なる本を拾い読みした。

この本では、25種ほどの植物を取り上げながら、興味深く生活史を解説している。
25種全て、その道の研究者が記述していて、門外漢の私には理解困難な部分もあるけれど、なかなか面白いものに仕上がっている。
まだ一部分にしか目を通していないが、私の疑問にピシャッと答えてくれたのがクズ(マメ科)に関する記述だ。
以前から私、6月頃から強烈な勢いで成長を続けるあのクズの蔓は、光合成という「生産」だけでは無理なのではないかと首を傾げていた。
やはり私の疑問は正解であって、クズは成長期を迎えると、いち早く周囲の空間を占有すべく、前年枝など多年枝や根に貯め込んでいた栄養分を、当年枝へと送り込んでいたのだった。
おそらくこんな植物は外にも多いはずで、植物も貯金する訳である。
一方、林縁に入り込んだクズを退治しようと下手に枝を切ると、返って個体数を増やす結果につながることや、草本に分類されながら年輪を形成するとか、種子には3種があって、発芽する時期を変えて全滅を回避するなど、大いに勉強になったから、今年はひとつクズをしっかり観てやろうと楽しみが増えた。